推理小説 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.20
  • (109)
  • (309)
  • (738)
  • (157)
  • (47)
本棚登録 : 2701
レビュー : 446
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407760

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 面白かった!ドラマ版は未視聴だけれど雪平には篠原涼子さんがずっと浮かんでいた。雪平、安藤、瀬崎のキャラクターに引き込まれた。雪平のデートを目撃して家まで追ってしまう安藤のシーンには揺さぶられた。凄く淋しくて切ない。終わり方も格好良かったし、ぶれない雪平は魅力的。アンフェアの言葉の使い方も冴え渡った。

  • ドラマは見ていない。
    ただ、主役を篠原涼子さんが演じていたことだけは知っている。
    ドラマの中身は知らないが、この小説の中での雪平を篠原涼子さんがどう演じたのか?気になるところ。

    小説自体は、場面展開が激しい。という印象。
    なので、初めは、頭を切り替えるのに苦労した。
    でも、それに慣れると、テンポが早いのでスラスラ読める。
    自分が感じたのを一言で表すと、「狂気」。

    この続きの本も借りたので、引き続き読む。

  • 会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…

  • 映像化している猟奇モノってなんだか主役の刑事は女性刑事の割合が高い気がするわ~。
    そしてまんまと引っかかる私。
    好きな部類の主人公、雪平夏見。
    ドラマ見てなかったけど、どうやら瀬崎が西島さんだったらしいとの事で非常に後悔。。。
    瀬崎も割と好きなタイプのキャラです。
    映像畑の人っぽい文章だなぁと。
    読ませるよりも、見せられた感じ。

  • なんとひねくれた人たちばかりが 登場するのだろう。
    アンフェアーの篠原涼子とはちがった 雪平がいた。
    17歳の少年を撃ってしまったことで、
    バッシングにあった 雪平。
    離婚され、子供からも 認められない。
    美央は、人殺しの娘といわれて 学校でいじめられている。

    事件を解決する能力は確かに高いが
    家は 殆ど片付かず、ゴミだらけ。
    殆ど眠らず 酒ばかりのんでいる。
    眠る時は 全裸らしい。
    刑事のパートナー 安藤は つきあいがいい。

    推理小説を 実際に ひとを殺しながら 紡いでいく。
    出版社に、警察に その小説を 3000万円で買えと言う。
    愉快犯?なぜ、そのような 面倒なことをするのか?
    推理小説家 久留米隆一郎とその後輩の ミステリ研の人たち。
    最初は 脈絡なく 2人が殺されるが、
    じょじょに ミステリ研にまで 殺人が及ぶ。
    それで 犯人は 一体誰なのか?
    雪平は やっと突き止めるが。

    ひねくれた人たちとひねくれた推理小説。
    アンフェアー リアリティ オリジナリティ センス。
    なんとも言えない せつなさが 残ってしまった。

  • 「推理小説」という小説と同時進行(というより小説がやや先行しているので、殺人予告のようだが)で進む、リアルタイムな連続殺人事件。
    読んでいて、疾走感はあるし、好みはあるとは思うけど、自分は好きな作品でした。
    キーワードにもなる「アンフェアなのは誰か」「リアリティ」という部分が印象深く、スンッと頭に入ってくる作品でした。

    解説読んで知ったが、ドラマ「アンフェア」の原作になった作品だったんですね。

  • 会社員、高校生、編集者…面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、出版社に届けられた原稿には事件の詳細と殺人予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という要求が書かれていた…最注目作家、驚愕のデビュー作!

  •  『アンフェア』というタイトルの刑事ドラマとはどういうことかと気にはなったが、ドラマと映画のほうは見ていない。ドラマの最初の部分が本書『推理小説』を原作としているのだが、ドラマはドラマで2本の映画とともにオリジナルな展開を示し、小説のほうは刑事雪平夏見シリーズとして、いまのところ4作まで刊行されている。

     暴力的なダーティーハリーであろうと、犯人に一杯食わせる刑事コロンボであろうと、犯人を逮捕し、法の裁きに引き渡すという目的に向かう点においてやはりフェアでしかあり得ないだろうに、アンフェアってどういうことだろうと気になって読み始めた。

     連続殺人が起こるが、犯人は自分の書いた『推理小説』というタイトルの推理小説に沿って事件を起こしており、次の殺人を防ぎたければ、この小説を高額で落札しろと要求してくる。そして殺人現場には「アンフェアなのは、誰か」と印刷された栞が残っている。犯人は自分の書いた推理小説を編集者に没にされ、「展開がアンフェア」「動機にリアリティがない」と酷評されたらしいことが示唆される。
     すなわちアンフェアは推理小説の決まり事としてのフェアであることに関わっている。この作品の中の現実の殺人事件、その現実を予告する推理小説『推理小説』、という話を書いた河出文庫の『推理小説』。メタフィクション的重層性を臭わせていく。犯人の書いた『推理小説』は推理小説としてフェアなのか、秦建日子著『推理小説』は推理小説としてフェアなのか。

     本書は作家・秦建日子のデビュー作であったが、このひとはすでにテレビドラマの脚本家などとして活躍しているのであった。小説ゆえにドラマとは違ったことを目指したのではないかと思われるが、短い場面を畳みかけて、それぞれ視点を変えていくのは、私には結構、映像作品的に思えた。
     軽く読めるけれど、一気に引き込まれる。しかし心理描写は浅く、謎は十全には解決されない。それは「展開がアンフェア」で、「動機にリアリティがない」ほうが現実に対して、よりリアルだからだ。小説としての不備はいろいろ指摘できるのだが、不思議と魅力があって、続編を読みたくなる。それは主人公・雪平夏見が徹底してフェアで、しかもその人物造形がほんの一端しか示されていないからだ。

     刑事雪平夏見は殺人的に汚いゴミ箱のような部屋で寝ていて、新人刑事の相棒・安藤が起こそうとしても起きない場面で登場。次に、殺人現場に赴き、被害者の倒れた位置を示す線の中に体を横たえて、たっぷり10分過ごす。その次は捜査会議で鼻くそをほじくっている。少年犯を射殺したことでマスコミのバッシングを受け、離婚している、「無駄に美人」な38歳。

  • アンフェアなのは, 誰か。

  • ドラマのが圧倒的に面白かった。

全446件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小説家・脚本家・演出家。04年『推理小説』で小説家デビュー。同作は「アンフェア」としてドラマ&映画化され、続刊と共に《刑事 雪平夏見》シリーズはベストセラーに。他に『KUHANA!』等著書多数。

「2018年 『マイ・フーリッシュ・ハート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

推理小説 (河出文庫)のその他の作品

推理小説 単行本 推理小説 秦建日子

秦建日子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
劇団ひとり
有効な右矢印 無効な右矢印

推理小説 (河出文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする