- 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784309407951
作品紹介・あらすじ
占星術師や錬金術師、魔術師、詐欺師に殺し屋……世には実に多くの妖人、奇人、怪人が存在する。謎めいた仮面を被り、数々の奇行とスキャンダラスな行為で世の中を煙に巻いた歴史上の人物たちの驚くべき生涯!
みんなの感想まとめ
多様な妖人や奇人たちの驚くべき生涯を描いた本書は、占星術師や魔術師、さらには殺し屋に至るまで、歴史の裏側に潜むスキャンダラスで魅力的な人物たちを紹介しています。特にノストラダムスの予言やラスプーチンの...
感想・レビュー・書評
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1971年に初版。面白いのは、本書で取り上げられるノストラダムスによる1999年の人類滅亡の予言が“今から25年後“と記されている事。タイムスリップしたみたいだ。既に25年以上前の話だ。
ノストラダムス以外にも、睾丸を潰されたラスプーチンとか黒ミサとか澁澤龍彦っぽさ溢れる内容で、ファンにはたまらない。例によってグロいというかエロティックというか、黒いロマン主義が醸し出される文章で、素敵である。
もちろんそれは澁澤の筆致によるものだが、今回はテーマも奇人、妖人。全てがその世界観で構成されるのだから、とても濃厚な闇仕上がり。
ー 一種の官能的な妄想がこびりついていて、色の白い若い娘の肌を見ると、彼はどうしても、その娘の肌の一片を噛み切って、むしゃむしゃ食いたくてたまらなくなるのだそうである。しかし娘の肉を歯で噛み切るのは、かなり困難である。それで大きな鋏を買ってきて、街をうろつき、相手を物色していたが、なかなかチャンスがない。仕方がないから、自分の腕のいちばん柔らかそうな、いちばん白い部分を鋏で切り取って、これを頭の中で娘の肉だと空想して、食っていたのだという。精神薄弱か狂人に近いような人肉嗜食魔の例なら、過去の歴史にいくらでも見つかる。ザボロフスキーの報告には、一人の老婆を殺して、じゃが芋といっしょに煮て食ったという、頭のおかしな男の例がある。
一編から少し抜き出してみたが、これに耐えられるなら適性がある。これが好みなら素質がある、という所だろうか。私も時々、この美しさを補給したくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Bオフでたまたま見つけたのを入手したのだったか?ちらほら見られる知った名前につられて読んだけど、各人の伝記ではなく、奇行に焦点が当てられているので、単体では面白そうでも、まとめて読むと、正直飽きる。
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ノストラダムスやカリオストロ等の占い師や詐欺師、殺し屋達の奇妙で過激な、いかがわしさを端的にサクッと読めちゃう人物紹介?エッセイ集。
過激でいかがわしいのって、読むスピード早くなる。 -
ラスプーチンだの切り裂きジャックだのサンジェルマンだのノストラダムスだの、そりゃこの界隈好きでしょなラインナップ。男子高校生大喜び。
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歴史の中に断続的に現れる不可思議な人たちの生涯を取り上げ、語っている本。
歴史は案外こうしたとんでもない人物質によって彩られてきたのかもしれない。 -
澁澤さんの先見の明が光る本作は、切り裂きジャックにノストラダムスにパラケルススにラスプーチンと、もはやおなじみの顔ぶれが揃っております。ほかの著作にも見られるエピソードも。気楽に読むのにぴったりでしょう。当時の時事ネタを考察していたりするあたり(『古代石器殺人事件』)、やっぱり澁澤さんは上手いなぁと思ってしまったり。
因みにこの中だったらラスネールが好きかなぁ。 -
地獄の火クラブの主宰者(ダッシュウッド)/女装した外交官(シュヴァリエ・デオン)/殺し屋ダンディ(ラスネール)/ラスプーチンとその娘/切り裂きジャックの正体/ノストラダムスの予言/錬金術師カリオストロ/哲学者と魔女(アポロニオス)/放浪の医者パラケルスス/不死の人サン・ジェルマン伯/人肉嗜食魔たち/古代石器殺人事件/倒錯の性
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2014年新年早々、カルトな本を読了。
刊行されたのは70年代ということで内容的に古いことは否めないが、切り裂きジャックの犯人、ラスプーチン、カリオストロ伯爵など興味深い内容が盛り沢山。 -
全部で13篇のショート・エッセイが収録されているが、発表誌(別冊小説現代)の読者層を意識して、軽妙で読みやすいものになっている。いわば澁澤入門といった趣きだ。したがって、ぺダントリーも適度に抑えられていて、出典等にまでは言及しておらず、この点でややもの足りない気もする。一方、他ではあまり見ない題材もある。例えば、『O嬢の物語』を地でいくようなサー・フランシス・ダッシュウッドの「地獄の火クラブ」や、女装外交官の騎士デオンの話など、連載の初め頃のものは、著者の意気込みもあってか、新鮮なエピソードが多いようだ。
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さらりと、たくさんの有名な妖人、奇人さんたちについて触れている。
そこまで深く突っ込んだ内容ではない。 -
占星術師、預言者、悪魔崇拝、女装趣味、人肉嗜食魔etcetc…実在した世界の妖しげな人々を特集した本です。異常性癖のネーミングがこんなにたくさんあるとは、興味深かったです。世界には色んな変な人がいるもんだ。
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西洋の妖しげな人々のデコレーション。
魔術師的な人から猟奇殺人者まで時代も特徴も様々。
あとがきにもあるように軽く撫でる程度の人物評なので澁澤世界を覗くには適しているかも。 -
昔の表紙しか持ってないのですが、恐らく題名が同じなのでこれだと思います。ジル・ド・レ公について興味を持った大好きな本です。
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2009/8/9図書館で借りる
2009/
地獄の火クラブの主催者:
サー・フランシス・ダッシュウッド(十八世紀イギリスの放蕩貴族)が「地獄の火クラブ」を主宰する。
黒ミサとは、簡単にいえば、キリスト教のミサを逆転して、神を冒涜し、わざと不潔な行為や卑猥な行為にふけることによって神聖な儀式を愚弄することである。
女装した外交官:
騎士デオンという男が女装をした外交官である。
殺し屋ダンディ:
ピエール・フランソワ・ラスネール
ラスプーチンとその娘:
ラスプーチン
切り裂きジャックの正体:
切り裂きジャック
ノストラダムスの予言:
ノストラダムス
錬金術師カリオストロ:
カリオストロ
哲学者と魔女:
アポロニオスという哲学者がいた。
放浪の医者パラケルスス:
パラケルスス
不死の人サン・ジェルマン伯:
人肉嗜食魔たち:読了
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面白く読ませていただきました。人肉嗜食を描いた有名な小説がいくつか記述されてあった。サランボー/フロベール、カンディッド/ヴォルテール、特別料理/スタンリー・エリン、去年の夏、突然に/テネシー・ウィリアムズ、青頭巾/上田秋成、闇に蠢く/江戸川乱歩などがある。
フリッツ・ハールマン・・・若い男の子ばかり殺して食っていたという、犯罪史上にも名高いドイツ人の肉屋
古代石器殺人事件:
★
倒錯の性:
★ -
また澁澤龍彦。
前に読んだ「危険な世界史」とともに紹介されていたもので内容は似ている。
過去に実在した奇人変人を紹介している。
著者も文中に書いているが、本書はそれら奇人変人を軽く紹介していく程度で、彼らについてより深く書かれた本への導入として位置づけている。
しかし紹介されているような奇人は現代でもいると思うが、現代の奇人は後にこのように取り上げられるのだろうか。 -
「変わり者だ」っていじめられている君!もしくはいじめっ子の君!これを読めば、君たちの変人基準はがらりと変わること、間違いなし。世界の妖人奇人たちから見れば、君達はすこぶる正常。もし彼らくらい異常であれば、しめたもの。君は伝説となって語り継がれるだろう。
人間の死体をソーセージやステーキにして客に売れる?それを自分で食べられる?では、自分自身の肉を切って食べる覚悟は?世界の広さ・人間の可能性を無限大に感じさせてくれる本。
p.148 「同性愛は、愛し合う二人のあいだに、サド・マゾヒスティックな対立関係を成立せしめやすい」 私は同性愛の傾向があるから、sadomasochisticなのかしら?それともその逆?鶏が先か卵が先か問題ね。It’s a chicken and egg situation.
p.148 フランスの医学者ルネ・アランディ博士の説 「あらゆる攻撃性の根源に消化の本能があることは疑いない」 私ってsadisticだからcannibalism, anthropophagyの類が好きなのかしら?necro-sadismの文学読んで確かめないと。
p.178 「自己破壊の欲望は、・・・マゾヒズム」 頽廃美を愛する私はmasochistic?I know I'm thanatophiliac.
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これもマニアック。
実在の人物の話なので
興味深い。
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エログロナンセンスにときめく。愛すべき変態とゆう感じ?(殺人者もいるけれど)正常と異常の区別なんてないにも等しいですよね。
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060526購入(これ持ってたような気もする)/060712読了/軽いタッチで書かれている人物伝だった。「人肉嗜食魔たち」と「倒錯の性」を読んで、電車の中で激しく萌えてしまった…
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著者プロフィール
澁澤龍彦の作品
