花は志ん朝 (河出文庫 お 13-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 61
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408071

感想・レビュー・書評

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  • 志ん朝について語ることは難しい。完璧な造形になにかを足したり引いたりは野暮でしかない。
    志ん朝の語りに伴走しながら、より志ん朝を、落語を輝かせるためにどう語れば良いか。自分語りの好悪をひけらかすのではなく(落語に関する言説は残念ながらほとんどそうなのだが)、批判的視座も含めて落語=世界を語ること。
    この本はその数少ない成功例である。

  • Rに借りる。愛情溢れつつ冷静な視点。

  • 高座での羽織を脱ぐ仕草などを克明に文章化してあったり、それに続いて京須氏の声と口調に関する分析が出てきます。
    どんな分析を読むより、志ん朝の落語を聞いてちょうだい。生は適わないけど沢山音源が残っていますので。
    難しい分析よりも「ンと〜ンィ」(ほんとうに)の声の表記だけで充分。なんですがね・・・

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著者プロフィール

『東京かわら版』編集長を経て演芸研究家・文筆家。文化庁芸術祭審査員(演芸部門)などを務める。 著書に『花は志ん朝』など。

「2006年 『落語 えんぜる 夢丸新江戸噺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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