本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309408071
感想・レビュー・書評
-
志ん朝について語ることは難しい。完璧な造形になにかを足したり引いたりは野暮でしかない。
志ん朝の語りに伴走しながら、より志ん朝を、落語を輝かせるためにどう語れば良いか。自分語りの好悪をひけらかすのではなく(落語に関する言説は残念ながらほとんどそうなのだが)、批判的視座も含めて落語=世界を語ること。
この本はその数少ない成功例である。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Rに借りる。愛情溢れつつ冷静な視点。
-
高座での羽織を脱ぐ仕草などを克明に文章化してあったり、それに続いて京須氏の声と口調に関する分析が出てきます。
どんな分析を読むより、志ん朝の落語を聞いてちょうだい。生は適わないけど沢山音源が残っていますので。
難しい分析よりも「ンと〜ンィ」(ほんとうに)の声の表記だけで充分。なんですがね・・・
全3件中 1 - 3件を表示