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- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309408521
感想・レビュー・書評
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推理小説っぽいけれど、最終的には伝奇小説。
古い作品なので、街の風景とかよく読むと現代とは相当に違うんだけれど、あまり古さを感じずに読むことができました。
懐かしの昭和、って感じ。
終盤を怒濤の展開と読むか、慌ててまとめようとしていると読むかで評価は変わるんだろうなぁ。
バブル期ぐらいに会社員をしていた人にとっては、ぞっとする話かもしれません。
最近になって復刊したのも一部うなずけますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
企業戦士の話が長いな…と思っていたが、そうくるか。自分も太ったのはその薬のせいかもしれないな!
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ひさびさに読んだ70年代日本SF。適度に古臭い昭和の風景と、日本人にしか書けない落ちがたまりません。
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広告業界の悲哀からじわじわと伝奇モノへスライドする。しかし物語の進み方が現実を常にひっぱるような展開で、なんとももどかしい。最後も幻想性へ行くかと思いきや、きっちりと現在に足を残した。伝奇要素はなくとも成立する。すなわち飛び立とうとして叶わぬ歯軋りに着目したかの物語。最後は強引なほどに落ちをつけ、ラストの一場面のみに幻想性を滲ませた。
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