ヘタな人生論よりイソップ物語: こんなに奥が深い“大人の童話” (河出文庫 う 9-1)
- 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309408736
作品紹介・あらすじ
世界中で親しまれている『イソップ物語』は大人にとっても、じつに深い教訓が隠されている。七十一の物語から、仕事や家族、人間関係など「どうすれば幸せになれるか」という人生の難題の答えが浮かび上がる。
感想・レビュー・書評
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常に前向きに、人に優しく、希望を持って生きましょう、というのは確かにその通りだとは思うけど、特に刺さることなくさらさらっと読了。個人的には、毒にも薬にもならない本でした。
ただ、イソップ物語自体は色々な話があって面白い。アリとキリギリス、北風と太陽、ウサギとカメ…等々、子供の頃読んだ童話はイソップ物語出典のものが沢山あったんだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イソップ物語に興味があって読んでみました。
本書のようなひたすらなポジティブ論は苦手ですが、いろいろ読んでいるうちにハマりました。
悪い方に考えるよりも、いい方に考えて生きる方が、同じ境遇であっても楽しいかもしれません。 -
「母蟹が子蟹に言いました。横歩きばかりしないで真っすぐ歩きなさい。子蟹が答えました。ぼくお母さんの真似してあるいているだけだよ」「挨拶は必ず名前を付けよう。ただおはようではなく、●●さんおはよう、と」「できもしない事を簡単に安請け合いしないこと」「独り言はポジティブブな言葉に置き換える」
「どんな優れた人にも必ず悩みはある。それを認識すれば嫉妬、妬みがいかに愚かなものかわかるはず」
読んでいてふと思った。
解説は不要だと。
しかもこの解説陳腐
物語だけ読んで解説飛ばしてしまった(笑) -
「金の斧と銀の斧」「アリとキリギリス」「ウサギとカメ」などで知られる『イソップ物語』。数ある話の中から、本書では71の話を紹介。そこには、すべての人が生きていく上で知らなければならない”真理”が詰まっている。
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イソップ物語って奥が深い!人生に大切な事がたくさん詰まってる!
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大人の教科書。と、云うのは言い過ぎか。
ギリシャ神話、ローマ神話然り、グリム童話やイソップ物語ってのは、多分に教訓が含意されてるよな。
ただ、いささか著者の強引な解釈が否めない節もあるが、素直な気持ちで読むのが大事だな。
イソップ物語の著者の解釈はさて置き、大方のビジネス書に書いてあることと内容は変わらない。
イソップ物語そのものを読んだ方が、良いかもしれんね。
ただ、分かりやすいので、読んでも悪くないくらいの一冊でした。 -
読みやすい。
大人の童話です。 -
とても読みやすい。
イソップ物語を引用しながら
現代での生活への指南が書かれている。
押し付けがましくないのが良い。 -
イソップ物語の面白さを再認識。
人生論というか、どう解釈するか、という内容。
こういう見方もあるのか、と参考になりました。