読み解き源氏物語 (河出文庫 こ 12-1)

著者 : 近藤富枝

• 河出書房新社 (2008年5月2日発売)

感想・レビュー・書評

[myjstyleさんの感想 · 2022年12月31日]

いい女は誰か、夕顔の巻の謎を推理する、恋文さまざま、脇役のいい男と章立てを振り返っても、源氏を縦横に楽しまれているなぁと微笑んでしまいます。同好の人たちと源氏読みの会を続けておられるとか、近藤さんは豊かな人生を過ごされましたね。切り口だけでなく洞察が鋭い、読んでいて気付かされることばかりです。近藤さんには他にも「紫式部の恋」という名著がありますが、本書を含めていずれも絶版になっています。実は、NHK大河でブームが起きて、再販や復刻されることを願っているのですが…

[mittipoohさんの感想 · 2019年6月8日]

2019.06.08

[titowg7さんの感想 · 2016年10月29日]

新書文庫

著者プロフィール

1922年東京生まれ。作家。東京女子大学卒業。旧文部省、NHK、武蔵野女子大学などに勤務。主な著書に『永井荷風文がたみ』『田端文士村』『本郷菊富士ホテル』『馬込文士村』『一葉のきもの』など多数。

「2019年 『文豪のきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」