おとなの小論文教室。 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 652
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309409467

作品紹介・あらすじ

考える力がつけば、自分を表現することは、もっと自由になる!「おとなの小論文教室。」は、自分の頭で考え、自分の想いを、自分の言葉で表現したいという人に、「考える」機会と勇気、小さな技術を提供する、まったく新しい読み物です。「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載時から話題を呼んだコラム集。

感想・レビュー・書評

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  • 「今日、就職セミナーで、人前で、ちょっと、自分の想ったことを言ってみることと、「表現」と。今日、隣りにいるおばさんと話してみることと、「自己表現」と。  隣りにいる人間との会話をこばみ、「いつか作家になって…」と、「表現」を理想郷に仰ぐ人は、何か大きな勘違いをしているのではないだろうか? 」

    この節が一番響いた。人間のあらゆる営為が、一挙手一投足が表現の機会であり、チャンスなんですよ。
    毎日がつまらないと思っていたとしても、かわりばえしないと思っていたとしても、それに気づいた瞬間、ありきたりでいられるはずはない。
    表現力という「船」を手に入れられたら、私たちはどこへでも、どこへでも行ける。そんなことを想わされた本。

  • 好きだけど、表現力をつけて自由になることへのストイックさがたまに苦しくなる山田ズーニーさん。

    とはいえ、わたしも自分の表現力に不自由さを感じ、他人との関係性に戸惑うひとりだ。
    いま、伝えたいのに躊躇する。いま、この人に自分を表現したいのに、自分にはその能力がない、もしくは資格(なんの?)がないと諦める。そしてそもそも、いま、自分が確かに感じている違和感を「表現」に変換できない。その違和感の存在に気付かないこともある。

    この本に「とにかくアウトプット」と出てくる。
    このブクログもそう。
    私にとっては「読後のいま、自分のが何を感じたか」を文字にしてみるアウトプットのひとつ。
    とにかく思うところを書き散らしてみている。

    だんだんと、自分の中の、知識や経験でできた感性の泉のようなものに深く深く潜って、そこから自分のままで他人と関わるような言葉を作り出せるようになるかな。なりたいな。
    そういう自由を手に入れたい。

  •  結局、自分の考えや思いがないと周りと気持ちよく関わることはできないことを実感。他者をただ迎合するのではなく、相手の世界を正確に理解し、自分の思いを乗せることで、「つながった!」と実感できるコミュニケーションができる。コミュニケーションは安易な技術でできるようになるものではないなあ。

  • オンでもオフでもコミュニケーションを良好にするには、表現力が重要。
    それを高めるためには「読む→考える→書く」の実践が良い。
    読書をした後は、感想を書くようにしよう。

  • 自分の考えを伝えるということ。
    私はそれが苦手だ。
    この本を読んで、アウトプットの大切さや、コミュニケーションの大切さなどさまざまなことを学んだ。
    とりあえず、下手でもいいから、書いて書いて書こう。
    そう思った。

  • 思索

  • 何回読んでもその時々に応じた発見がある深イイ本。特にコミュニケーションや表現についての記述は山田ズーニーならではの学ぶことの多い良書。

  • この本を読みたいと思った私自身も本の中で言及されている、21世紀の情報の海に溺れている一人です。この本を通して、自分の言葉で表現するよりも受信することの方が圧倒的に多い日々を過ごしていると、周りの人や社会とのリンクを張れず、一人称がない状態に陥りやすいことを認識することができました。出来合いのありきたりな言葉ではなく、五感を使って自分の言葉で表現したい、と感じている方に是非読んでいただきたいです。

  • 読んでいて色々考えたり、思い出したりすることもあり、毎週コラムで読んでいたにもかかわらず、電車で涙ぐんでしまった。第2弾も出して欲しい。

  • 「表現」は生きることそのもの。
    やっぱり面白いことなのだと思った。
    真摯であればあるほど、情熱があればあるほど、その分辛さも難しさも苦しさも同じだけやってくる。
    向き合うことは山ほど。
    それが生きている実感となる。

    書かれているテーマの一つ一つが、深く考えさせられることばかりだった。
    「理解という愛が欲しい」を先に読んでしまったのだが、これら二冊は、迷った時、行き詰まった時にまた手に取るだろう。

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著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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