龍馬を殺したのは誰か--幕末最大の謎を解く (河出文庫 あ 19-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309409856

感想・レビュー・書評

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  • 現代ミステリーの手法を用いて、幕末最大の謎、などと言われたりする坂本竜馬暗殺の経緯を詳細に再現する本書。
    調査は綿密であり、捜査過程も終始理論的に行われ、結論も非常に納得できる。またその過程で言及される江戸幕府の作り上げた法治国家としての日本の姿には驚きを禁じ得ない。
    が、読み物としては爆発的につまらない。
    文章に抑揚がなく、展開に盛り上がりもなく、供述と調書の検証、状況の再現と推論を繰り返す。
    内容は悪くないが、せめて次の文章が読みたくなる何らかの仕掛けぐらい入れとおかないと、最後まで読んでもらえない。
    もしくは、結論だけ読んでおしまいとか。

  • 坂本龍馬暗殺事件、真犯人、黒幕結局誰かわかりません。と言うか
    定説どおりの結論で理由付けを少し肉付けしただけのような?内容でした。幕末最大の謎は残念ながら謎のままでした。

  • 購入:EGO(2010.12.30)
    150年たった今も論争が絶えない竜馬暗殺事件を分かりやすく説明されてます。当たり前ですがテレビで見た竜馬とはイメージが違いました。

  • とてもよく調査しており、明治33年の近畿評論だけではなく、明治42年の今井に対する聞き取り調査についてもどのような内容だったのかを解説している。著者の結論は手代木の証言した"某諸侯"とは松平定敬というもので、それなりに妥当な結論である。

  • 2009.10.19

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著者プロフィール

一九五一年、東京生まれ。七三年、早稲田大学政治経済学部卒業。歴史、ミステリ評論家。日本推理作家協会会員。主な著書に『伊達政宗 野望に彩られた独眼龍の生涯』『上杉謙信 信長も畏怖した戦国最強の義将』『真田一族 家康が恐れた最強軍団』『新選組 知られざる隊士の真影』『土方歳三 新選組を組織した男』『斎藤一 新選組最強の剣客』『沖田総司 新選組孤高の剣士』『真田信繁 戦国乱世の終焉』などがある。

「2017年 『西郷隆盛 維新の功臣 明治の逆賊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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