NOVA 1 書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 河出書房新社 (2009年12月4日発売)
3.57
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784309409948

みんなの感想まとめ

身近な恐怖をテーマにした短編SF集で、理不尽な状況が引き起こす緊張感や不安感が巧みに描かれています。収録作品は多様で、本格的な推理ものから幻想的な要素を含むものまで幅広く、特に「自生の夢」が印象に残る...

感想・レビュー・書評

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  • ハードなSF集。久しぶりにこういうのを読んだ気がする。(軽いのを読み過ぎだったんだな)
    「言葉」に関する物が多くて驚いた。言葉の「力」を信じている作家はSF作家が多いのかもしれない。「文」を書く人は信じて欲しいと思うのだが。

  • 日本のSFでハードものを読んだことが無かったから、短編でもこれだけの本格SFがあるのだと知って驚いた。個人的にホラーや幻想よりのSFが好きなのだけど、古典ばかりではなく現代SFもいいなと

  • SFアンソロジー。
    『Beaver Weaver』は途中で挫折。
    お気に入りは以下の作品。

    山本弘『七歩跳んだ男』
    西澤保彦の『七回死んだ男』が好きなので、タイトルでやられました。内容もまさにSFミステリー!

    田中哲弥『隣人』
    面白いんだけども…SFなの?

    飛浩隆『自生の夢』
    理解できてないけど、ページをめくる手が止まらなかった。

  • 全10巻*SF界の有名人から、えっこの人のSF?!なんていう意外な作者まで、幅広いSFが読める。

  • ゴルコンダは、非日常系の話ですごく愉快
    飛浩隆 の話は興味深いが世界観が暗く・繊細で論理的。
    話のトーンがなんとなく好きになれない

  • 伊藤計劃、未完なのが惜しい。

  • 「自生の夢」を目当てに読みました。期待を少しも裏切らず、間違いなく★5
    アンソロジーって、思いもよらなかった話に出会えてうれしい。しかもSFなので安心して楽しめる。

  • 約15年前の2009年発行なので、AI云々はもう既にかなり内容に現代が追いついてきてる感あった。恐ろしや…
    お気に入り作品は
    「エンゼルフレンチ」藤田雅矢
    ロマンチックですごく良かった。長い長い時をお互い想い合ってるのが素敵。
    「七歩飛んだ男」山本弘
    宇宙船の描写が細やかでイメージするの楽しかった。鮮やかなSFミステリー!
    古い作家を読むことが多く、時代故の読みにくさは慣れていたけど、現代なのに読むの難しいのは久しぶりでした。

    あと個人的に、グロがかなりキツイ話と気持ち悪さがえげつない話があり……ちょっとそれは面白さが負けてしまいました……

    「自生の夢」飛浩隆
    どんどん謎が解けて引き込まれるストーリーがかっこよかった。

    流れ的に、序盤がザ!SF!な分かりやすい読みやすい話多めで、終盤が難しい
    話多かったです。
    最近昭和や大正の↓

  • 北野勇作「社員たち」
    小林泰三「忘却の侵略」
    藤田雅矢「エンゼルフレンチ」*
    山本弘「七歩跳んだ男」*
    田中啓文「ガラスの地球を救え!」
    田中哲弥「隣人」
    斉藤直子「ゴルコンダ」*
    牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」*
    円城塔「Beaver Weaver」
    飛浩隆「自生の夢」
    伊藤計劃「屍者の帝国」

    *は特に印象に残った作品

  • 良作ぞろい。素晴らしいSFアンソロジー。

    「社員たち」★★★☆☆
    - 短いジョークSF。会社が地中に沈んだから掘る。

    「忘却の侵略」★★★★★
    - 理屈っぽい僕の妄想おバカSFかと思いきや、しっかりガチめのSF設定で満足。
    - 地球はいま異星人に侵略されている。しかし、その侵略者は誰にも観測されていない。姿を消すことができる?否、記憶を消すことができる。そんな異星人との戦い。

    「エンゼルフレンチ」★★★★★
    - ロマンチック宇宙SF。探査機に意識をコピーした後死んでしまった彼。

    「七歩跳んだ男」★★★★★
    - 史上初の月面殺人事件。月面基地に旅行に来た有名作家が殺された。
    - ハードSFであり、都市伝説や陰謀論に騙されやすい作家が月面には大気があるというデマに騙されて基地から飛び出して死亡した…とみせかけた殺人事件。しっかりとミステリーになってて最高。

    「ガラスの地球を救え」★★★★☆
    - おばかSF。宇宙に浮かぶSCI-FIランド。展示物のひとつである実物大の戦艦ヤマトで、地球に襲い掛かる地球外生命体に波動砲をお見舞いする。

    「隣人」★★★★☆
    - 奇妙系グロSF。隣に引っ越してきた隣人は家で家畜を飼い始める。迷惑隣人は人間の姿をした怪物?徐々に狂っていく周りの人々と自分。

    「ゴルコンダ」 ★★★★☆
    - 不幸の手紙をパロディーしたライトなSFコメディ
    - 不幸の漢字が下手だったために「梓」になってしまい、先輩の奥さんの梓が増殖する。

    「Beaver Weaver」
    - 難解につき、スキップ。円城塔はいつだって難解。

    「自生の夢」
    - 既読

    「屍者の帝国」
    - 既読

  • 北野勇作「社員たち」
    小林泰三「忘却の侵略」
    藤田雅矢「エンゼルフレンチ」
    山本弘「七歩跳んだ男」
    田中啓文「ガラスの地球を救え!」
    田中哲弥「隣人」
    斉藤直子「ゴルコンダ」
    牧野修「黎明コンビニ血祭り実話SP」
    円城塔「Beaver Weaver」
    飛浩隆「自生の夢」
    伊藤計劃「屍者の帝国」

  • 田中啓文氏、「ガラスの地球を救え!」の超絶エキセントリック友愛ファンタジアにやられてしまった。偉大な出落ち感。

  • 1作品のみ既読。
    後半4作品はワケワカメ系の大手だからね…
    あまり無理して作品の真意を追おうとすると
    ものすごく疲れるだけなんだよね。
    哲学が絡む仕業もあると思うよ?

    イチオシは長い時を超えた恋が実を結ぶ
    「エンゼルフレンチ」ね。
    これは何かと殺伐とした救えない作品が多い中で
    本当に救われる作品です。

    ほかの作品は…スカが絡む(本当)が
    あったりとえげつないですので…

  • 責任編集:大森望
    社員たち(北野勇作)◆忘却の侵略(小林泰三)◆エンゼルフレンチ(藤田雅矢)◆七歩跳んだ男(山本弘)◆ガラスの地球を救え!(田中啓文)◆隣人(田中哲弥)◆ゴルコンダ(斉藤直子)◆黎明コンビニ血祭り実話SP(牧野修)◆Beaver weaver(円城塔)◆自生の夢(飛浩隆)◆屍者の帝國(伊藤計劃)

  • SF

  • やっぱりSFは短篇だなあ、としみじみ思った。
    こういうアンソロジィだと、さらにそう思う。

    大森望責任編集ということで、収録作品の質の高さは折紙付き。
    どの作品も素晴らしく面白かった。
    その中でも、やはり円城塔の存在感は格別。いやあすごいすごい。
    あと、伊藤計劃も未完であるとはいえ、やはり文章力の高さには舌を巻いた。
    異質だったのは田中哲弥だけど、まあ笑った笑った。

    大森氏が近年行っている、SFを復権させようという活発な動きには、ほんと敬服するしかない。
    SF好きな一読者として、出来る事は買って読んで、こうして感想を書くことくらいしかできないけど。

    あとがきには、早くも次巻についての情報が記載されている。
    期待すべきは、神林長平を筆頭にした豪華すぎる執筆陣!
    今からワクワクが止まらないなあ。

  • P335の「この春が、初めて迎える春のような気がしたことは。この夏が、初めて迎える夏のような気がしたことは。この秋が、初めて迎える秋のような気がしたことは。この冬が、初めて迎える冬のような気がしたことは。この季節がそのどれでもないと思えたことは。かつてない暑さで、かつてない寒さで、これまでに経験したことのない、その度ごとに新しい、かつて経験したことのない、冬1、冬2、冬3だと感じたことは」というセリフに心臓をわしづかみにされた。電車の中で目にして、頭の中がかきまわされて興奮して、自転車置き場に行っても自転車がみつからなくて、スーパーに寄っても満足に買い物ができなくて、1時間ぐらいぼーっとしてた。""

  • 地元の書店では発見出来ず、結局amazonに注文です。

  • 57:書き下ろしのSFアンソロジー。今回が初めてという作者さんが多く、作風もホラー風味からリリカルぽいのまで様々で楽しめました。「エンゼルフレンチ」と「ガラスの地球を救え!」がお気に入り。執筆交渉中として名前を挙げられた作家さんを見ると、続刊への期待ももりもりと高まります。

  • すでに読んだことがある作品がちらほらあったけどどれも好みで面白かった。「ゴルコンダ」は読みやすいこともあってもっと読みたい感じ。「自生の夢」はやっぱり良いなぁ。「自生の夢」をまた読みたくなったよ。

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著者プロフィール

1961年、高知県生まれ。翻訳家。書評家。責任編集を務めた『NOVA』全10巻で第34回日本SF大賞特別賞を受賞。訳書にウィリス『航路』、劉慈欣『三体』(共訳)他。編著に『ベストSF』シリーズ他。

「2023年 『NOVA 2023年夏号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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