センセイの書斎---イラストルポ「本」のある仕事場 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.56
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本棚登録 : 501
感想 : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309410609

作品紹介・あらすじ

大量の本をどう並べるか腐心する人。あるいは、並べない、見せない、もしくは整理しない人。そして、本の置き場をいくつも持つ人。それぞれの書斎は、その持ち主と共に生きている。林望、南伸坊、森まゆみ、養老孟司、津野海太郎、佐高信、上野千鶴子…、細密なイラストと文章で明らかにする、三十一の「本が生まれる場所」。

感想・レビュー・書評

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  • 人の本棚が好きだ。
    よく、雑誌の対談とかで、
    誰かの自宅でやっていたりすると、
    その人の背後になる本棚を見て、
    どんな人なのかなと考えるのが好きだ。
    あー、あの本読んでるんだ。
    うちにもあるなあ、とか、とか。
    どんな並べ方なのかな、とか。

    この本はそれがイラストで載っていて、
    書斎の雰囲気と、
    本の一部が味わえる。

    イラストが好きな感じ。
    こういう繊細なイラストが描ける人を
    本当に尊敬する。

    ①辛淑玉
    社会学なら社会学の先生にアポイントとって、『こういうふうに考えて、こういうことを勉強したいんだけど、私でも分かる本を紹介して下さい』って。専門家はやっぱりいい本を知っています。回り道しなくてもすむの。あとは本屋でダーッと本を買ってきて、ダーッと読んで、だいたいびりびり破いて、必要なものはファイルして、残りは捨てます。
    ☆やっぱり。こういうの好きだなあ。
    情報は人が持っている。
    人に会う、人に聞くが一番近道だったりする。

    ②小嵐九八郎
    『荘子は哭く』(実業之日本社)
    ☆読みたい。

    ③金田一春彦
    いえいえ、日本語のアクセントというのは非常に簡単なものでして、日本中どこを歩いても二段より複雑なものはないんです。低い方に白丸を付け、高い方に黒丸をつけて、さらに助詞の高低を示す記号を付け足せば、それで再現できるんです。(中略)全国各地に行って、子どもを集めて『ちょっと言ってごらん』と言わせるわけです。それでこの紙に印を付ける。
    ☆日本語のアクセントを調べるって、そうやってやってきたんだねえ。
    『私は子どものときに、先生の前で発音させられました』
    というのもあったんだそうだ。すてきなエピソードだなあ。世の中狭い。

  • 作家、翻訳家、編集者や図書室などの本棚探訪。好きな人にはたまらんち!

    本は人を現すと言う。
    その人、1人の背景、歴史、頭の中を現すのが本棚。

    日々生きる人により、本棚の上に地図はどこまでも広がる。

    作家や研究者が出力したものを接点にして関わっている。創造を支えるたくさんの蔵書が年輪のように蓄積された本棚。

    いいなぁ。。

  • 書斎を上から見た構図と、手書き説明文&感想がレトロな雰囲気でステキ!
    センセイも十人十色。人の内面まで写しだす部屋の様子に、自分も今日から部屋の大掃除をやろう!と思った(笑)
    書き手の、センセイに対する敬愛の心があふれているからこそ
    楽しめるのだと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「今日から部屋の大掃除を」
      掃除をするにおは、モノ(本)を移動しなきゃならないので、、、頭が痛い(独り言でした)
      「今日から部屋の大掃除を」
      掃除をするにおは、モノ(本)を移動しなきゃならないので、、、頭が痛い(独り言でした)
      2014/02/28
  • 内澤さんのルポルタージュ、魅力溢れている。
    センセイの書棚…参考になります。
    てか、まだまだだわー。
    本好き、恐るべし。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      私は文庫派だけど、この本はサイズの大きい単行本をお薦めします。。。
      私は文庫派だけど、この本はサイズの大きい単行本をお薦めします。。。
      2012/04/12
  • 石井桃子さんと上野千鶴子さん目当てで買ったが、なかなか面白い。幅広いジャンルのセンセイの書斎を紹介。文章は完結で読みやすく、イラストもまた味があってよし。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「イラストもまた味があってよし」
      文庫じゃなくて単行本をお薦めします!
      「イラストもまた味があってよし」
      文庫じゃなくて単行本をお薦めします!
      2012/09/01
  • ・・・片付けられない自分を、甘やかしてもいいかなぁ気分になったり、いや片付けなければ! と気合が入ったりする、よそ様の書斎の細密画が素敵な本

  • いろいろな方の書斎を見ることができる一冊。
    著者が記載している通り、集めた本を並べ方は誰も教えてくれません。
    本の並べ方を教えてくれるような授業も、そういうハウツー本もないと思います。
    となると、たくさんの本がある図書館や一般的な書店のようにジャンルごとにまとめておくくらいしか参考になるものってなかったんですよね。

    いろいろな方、とくにたくさんの書籍を参考に仕事をされている方を中心に、三十一種類の書斎を見ることができます。
    細かく書き込まれた書斎の鳥観図。
    それぞれの方がどんな風に書棚を配置して、それぞれの書棚にはどんな本が入っているのかタイトル名やおおまかな分類の書き込み。
    そして、インタビューを通して、人それぞれの本との向き合い方を知ることができます。

    個人的に気になったのは、放浪作家として紹介された小嵐九八郎さん。
    初めてお名前をお伺いしましたが、旅作家ではなく、時代小説などを書かれている作家さんだということにビックリです!

    本が多く、どうやって並べるか悩んでいる方にオススメです。

  • p.2011/1/7

  • 細密なイラストなので単行本がベター。

  • スマホの普及で最近は電車で本を読む人も少なくなったが、以前はそんな人を見かけると、ついどんな本を読んでいるか盗み見したい衝動に駆られたものである。それと同様、私は他人がどんな本棚を持っているのか、気になって仕方がないといった性癖がある。だから、こんなに贅沢な本はない。なにせ、ここに取り上げられている書斎の主は、当代随一の作家や研究者たちである。いったいどんな本が並んでいるのだろう。気になって仕方がない。著者はすぐれた観察眼の持ち主である。じつに緻密なイラストで、全体と細部とを見事に描いてある。そのイラストだけ眺めていても飽きない。あらためていうが、こんな贅沢な本はない。

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著者プロフィール

1967年生まれ。神奈川県出身。文筆家、イラストレーター。緻密な画風と旺盛な行動力を持つ。異文化、建築、書籍、屠畜などをテーマに、日本各地・世界各国の図書館、印刷所、トイレなどのさまざまな「現場」を取材し、イラストと文章で見せる手法に独自の観察眼が光る。2011年、『身体のいいなり』(朝日新聞出版社、のち朝日文庫)で第27回講談社エッセイ賞を受賞。他に『世界屠畜紀行』(角川文庫)、『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文藝春秋)、『着せる女』(本の雑誌社)など多数。

「2021年 『飼い喰い 三匹の豚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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