NOVA 4---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 河出書房新社
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309410777

感想・レビュー・書評

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  • 京極夏彦「最后の祖父」
    北野勇作「社員食堂の恐怖」
    斉藤直子「ドリフター」
    森田季節「赤い森」
    森深紅「マッドサイエンティストへの手紙」
    林譲治「警視庁吸血犯罪捜査班」
    竹本健治「瑠璃と紅玉の女王」
    最果タヒ「宇宙以前」
    山田正紀「バットランド」

  • いわゆるコメディ系SFもありますし、
    切ない、甘酸っぱい系のSFもあります。
    メカメカしいものが出てこないものも多いですが
    確かに、扱われるものはSFです。はい。

    最後に私が好きな方が出てきました。
    いわゆるSFの複雑系に入るため
    残念ながらその全容を感じ取ることはかないませんでしたが
    実は重度の認知症だった男の騒動記は
    なかなか面白く感じました。

    ちゃんとおっかない展開も盛り込まれているのが
    盛り上がるんですよね。さすがすぎます。

  • 責任編集:大森望
    最后の祖父(京極夏彦)◆社員食堂の恐怖(北野勇作)◆ドリフター(斉藤直子)◆赤い森(森田季節)◆マッドサイエンティストへの手紙(森深紅)◆警視庁吸血犯罪捜査班(林譲治)◆瑠璃と紅玉の女王(竹本健治)◆宇宙以前(最果タヒ)◆バットランド(山田正紀)

  • 120:森深紅さんが執筆陣にいらっしゃる! と大興奮。お仕事要素も絡めた、ライトな物語りながらも、「ラヴィン・ザ・キューブ」にも共通する透明感が素敵。最果タヒ「宇宙以前」はすごく好きな感じなのだけど、あと何回かは読まないと理解が追いつかなさそう。勿体ないなあ。初めて読む山田正紀作品「バットランド」。これもスケールが大きくて、ものすごい力作だということはわかるけど、自分の文系脳が悔やまれます。しょんぼり。

  • 文庫サイズの雑誌。
    SFマガジンやSFアドベンチャーより奇想天外や宝石、あるいはSF好きな編集が頑張ってる程度の文芸誌なんだな。
    読みそびれていた林譲治の長編を読む気が沸いた。

  • 山田正紀 『バットランド』 が面白い。量子力学流行りで頭がついていけないが、そりゃジャコパスとか出して来たらニヤニヤするじゃないか。SFファンにはマニアックな情報だ。ざまあみろという気持ちもある。バリエーションに富んでいてハードなものもいい刺激になる良アンソロジー。

  • 今回は斉藤直子「ドリフター」が面白かった。今回の中で、最もSFとはかけ離れているような気もする、元ネタが落語のコメディ風味ホラー作品。寡作な方らしいが、ファンタジーノベル大賞優秀賞を取った作品があるらしいので読みたい。

  • 京極夏彦の幻のデビュー作が収録されているというのに惹かれて購入。読めて満足。
    他の方々のも面白くないってことはなかったんですが、なんというか…全体的にパンチにかけるかなぁという印象でした。
    ミステリ、ファンタジー、ホラー、正統派などいろんなテイストのSFが収録されてます。

  • 完全新作・オール読切のアンソロジー・シリーズ第四弾。豪華九作の饗宴(北野勇作、京極夏彦、斉藤直子、最果タヒ、竹本健治、林譲治、森深紅、森田季節、山田正紀)。
    (2011年)
    — 目次 —
    京極夏彦『最后の祖父』
    北野勇作『社員食堂の恐怖』
    斉藤直子『ドリフター』
    森田季節『赤い森』
    森深紅『マッドサイエンティストへの手紙』
    林譲治『警視庁吸血犯罪捜査班』
    竹本健治『瑠璃と紅玉の女王』
    最果タヒ『宇宙以前』
    山田正紀『バットランド』

  • 「赤い森」「マッドサイエンティストへの手紙」が好みなのはどうなんだ。「ドリフター」も脱力。いい。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。
1992年、デビュー作『昔、火星のあった場所』で第4回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞、『天動説』で第1回桂雀三郎新作落語〈やぐら杯〉最優秀賞を受賞。2001年には『かめくん』で第22回日本SF大賞を受賞。『どーなつ』『北野勇作どうぶつ図鑑』『どろんころんど』『きつねのつき』『カメリ』『レイコちゃんと蒲鉾工場』ほか著書多数。
ライフワークとも言える【ほぼ百字小説】は、Twitterで毎日発表され続けており、その数は4000を超える。

「2023年 『ねこラジオ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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