東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309410999

感想・レビュー・書評

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  • 「パリの~」に比べると初々しさがなく、ちょっと残念。
    でも相変わらずおいしそうなな料理がたくさんだし、色んな外国料理も出てくるので、おいしいもの好きにはオススメ。

  • 料理と、それにまつわる思い出を書した本。挿絵も写真も全くない。なのに読んでるとその料理が食べたくなって、おなかがぐーっとなる。いい匂いもしてきそう。レシピも載っていたので、作ってみたいと思う。

  • 話はロールキャベツから始まる。アメリカ、モスクワ、ドイツ、そして子どもの頃に食べたという祖母が作ったロールキャベツ。その他著者が世界各国で食べてきた料理が1冊にびっしりと紹介されているが、その殆どを、自分で再現し(または料理人の様子を記憶して)レシピとして書かれているのだが、それぞれに湯気がたった状態で目の前に置かれているような妄想をしてしまう。
    「厚鍋にバタを大さじ2杯。粉を入れてこんがり香ってきたところにブイヨンを入れてぐつぐつ・・・」と続く。美味そう~。

  • 随分昔に書かれた本だ。文庫本は今年になって、発刊された。
    料理エッセイの草分け的本だ。
    種々の料理が紹介されているが、食べてみたくなるだけでなく、料理とは無縁の私でも、作ってみたくなる。
    著者は凝り性ではなく、レシピ通り作るのではなく、材料を有り合わせのものにしたり、手順を省略したり、本人が称するところの手抜き料理を披露してくれる。結果美味しければいいのだ。
    老後の楽しみに料理にも凝ってみようかと思うこの頃である。

  • 「パリの空の下~」より、料理レシピだけでなく料理からつながるエピソードに重点が置かれている。

    亡くなった父親や主人のくだりは、込み上げるものを禁じ得ない。

    料理に対して、「~のほうがシックである。」なんていう表現が使えるところがすごい。
    (2011.9)

  • 「この章読んだ記憶があるな~」と暮らしの手帖連載時にリアルタイムで読んでいたことに驚く(笑)当時は小学生?だったと思うのですが、このエッセイを読むのが楽しみでした。

  • パリの空~の続編。東京での食エッセイです。
    場所が東京だからかパリの時のような物珍しさは無かったものの、興味深く読める一冊。

  • 2011 8/13読了。WonderGooで購入。
    『パリの空の下オムレツのにおいは流れる』の20数年後に出た姉妹編。
    『パリ~』が好きだったので購入・・・20数年という歳月をあまり感じない、こちらも好き。
    ふだんあまり食に気を使ってないのだけど、この本を読むとおいしいものが食べたくなる。
    あとおいしいものを食べに海外に出かけたりしたくなる。

  • やっぱり、ページをめくればバタの香りが。巴里の空の下よりも少な目ではあった。

  • 8/5 読了。

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著者プロフィール

1922年東京生まれ。52年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。各国の舞台に出演し、帰国後はエッセイストとしても活躍。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(河出文庫)等著書多数。2010年逝去。

「2020年 『いつも夢をみていた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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