NOVA 8 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)
- 河出書房新社 (2012年7月5日発売)
本棚登録 : 186人
感想 : 21件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309411620
感想・レビュー・書評
-
続いてSFを堪能する
最初は好みでは無い「大卒ポンプ(北野勇作)」。オープニングなので飛ばさずに読んだが、やはりイマイチ。
シリーズものというか NOVA1 の自生の夢の前日譚だから乗り切れなかった「#銀の匙(飛浩隆)」。当時難解だと感じた自生の夢を再読しないといけない。
「落としもの(松尾由美)」はファンタスティックな作品だ。でも、おもしろいかと聞かれれば No だろうな。
「人の身として思いつく限り、最高にどでかい望み(粕谷知世)」はありきたりのエンディングだが、読ませる作品。少し冗長かなぁ。
サッパリなのが「激辛戦国時代(青山智樹)」。
「噛み付き女(友成純一)」は意味不明。
「00:00:00・01pm(片瀬二郎)」も楽しくない。展開もオチもね。
期待の「雲のなかの悪魔(山田正紀)」だったが、あまりに多用するよみがなや入り込みにくい背景にギブアップ。長すぎる。
「曠野にて(飛浩隆)」はヒロインの幼少期を描く。でも、主旋律を忘れたため、感動もなにもない。再読しないとなぁ。
「オールトの天使(東浩紀)」もシリーズものの最終章だから、メインストーリーを思い出さないといけない。よってパス。かなりいいストーリーだと思うから、再読必至だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NOVA7に続き…短編ではもったいないようなお話もある。でも、濃すぎて長編では胸やけがする…かも?