NOVA 8 ---書き下ろし日本SFコレクション (河出文庫)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 186
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309411620

感想・レビュー・書評

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  • 続いてSFを堪能する

     最初は好みでは無い「大卒ポンプ(北野勇作)」。オープニングなので飛ばさずに読んだが、やはりイマイチ。

     シリーズものというか NOVA1 の自生の夢の前日譚だから乗り切れなかった「#銀の匙(飛浩隆)」。当時難解だと感じた自生の夢を再読しないといけない。

     「落としもの(松尾由美)」はファンタスティックな作品だ。でも、おもしろいかと聞かれれば No だろうな。

     「人の身として思いつく限り、最高にどでかい望み(粕谷知世)」はありきたりのエンディングだが、読ませる作品。少し冗長かなぁ。

     サッパリなのが「激辛戦国時代(青山智樹)」。

     「噛み付き女(友成純一)」は意味不明。

     「00:00:00・01pm(片瀬二郎)」も楽しくない。展開もオチもね。

     期待の「雲のなかの悪魔(山田正紀)」だったが、あまりに多用するよみがなや入り込みにくい背景にギブアップ。長すぎる。

     「曠野にて(飛浩隆)」はヒロインの幼少期を描く。でも、主旋律を忘れたため、感動もなにもない。再読しないとなぁ。

     「オールトの天使(東浩紀)」もシリーズものの最終章だから、メインストーリーを思い出さないといけない。よってパス。かなりいいストーリーだと思うから、再読必至だな。

  • NOVA7に続き…短編ではもったいないようなお話もある。でも、濃すぎて長編では胸やけがする…かも?

著者プロフィール

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍。

「2023年 『山田正紀・超絶ミステリコレクション#7 神曲法廷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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