すいか 2 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309412382

感想・レビュー・書評

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  • 結婚や仕事、家庭の悩み。なかなか一歩踏み出せない感じ。「世間的に見たら私たちって不幸なんでしょうか。」と言いながら幸せそうだった。

  • 西瓜のお化け提灯、基子さんの独立記念紅白饅頭、
    間々田さんのプチ整形[笑]
    後半も、葛藤しながらもみんなで過ごす明るい時間が
    ゆっくりと流れるハピネス三茶。

    人間が時として持ってしまう焦げた感情。
    でも、それを否定じゃなく
    そういうものは誰だって持っているけど、恥じなのは
    そのどうしようもない感情を人にぶつけてしまうこと。
    どんな嵐もきっと過ぎ去るから、どんなに自分が荒れ狂っても
    元の自分が戻ってくるのを信じて、じっと我慢するしかないと
    教えてくれる夏子さん。

    オマケのそれから10年後のハピネス三茶。
    ゆかちゃんとの約束を果たしに帰ってきた夏子さん。

    泣いたり笑ったり少し変化したりしながらも
    変わらないハピネス三茶の輪。
    「いってらっしゃい」「おかえりなさい」
    の言葉が言えることは最高に幸せなことだと改めて思う。

    1日1日、繰り返しのように積み重なっていく毎日。
    似たような1日だけど、全然違う毎日。

    ひまわり、カレー、床の穴。
    眩しすぎるほどにかけがえのない、夏の日々。
    雨の後のハピネス三茶の中庭は、
    ほんのりと優しい希望の匂いがする。

  • 大好きなドラマ「すいか」。
    とにかく台詞が心にしみる作品だったので、購入。
    やっぱり、観ても、読んでも、台詞のすばらしさは秀逸。
    優しくて、おもろしくて、慈しみがあって。
    生きることが、楽しくなる。

    この本を買ってよかった…と思ったのは、
    あとがきに、作者の作品を創作するにあたっての
    「こだわり」を読めたこと。
    それは、やはり予想通り、いや、予想以上に、とてもあたたかいものだった。

    また、ドラマ終了から十年後の「ハピネス三茶」が
    読めたことも、すごく嬉しかった。
    それぞれが、ちゃんと十年を経て、ちゃんと暮らしていて、変わらず、ユニークで楽しくて、あたたかくて。

    何度も何度も読み返す脚本の本、になりそう。

  • すいかほんとおもしろかったなあ、しみじみ。
    登場キャラクターみんな好き。
    また映像で観たい。

  • とてもいい。
    宝物になりそうな一冊(あ、二冊か)。

    ドラマの視聴率が最低だったなんて、信じられない。
    話の内容の他にも、基子さんやゆかちゃん、絆さんの着ていた洋服とか、いつもすごくかわいくて魅力的な要素がたくさんあったのに。

    本で読むと、( )の部分がとても楽しい。
    ト書き、という部分かな?
    特に基子さんの(煮詰まる)は、この時ドラマで基子さんはどんな表情してたか、確認したくなりました。
    泥舟のママも、ほとんどしゃべらないけどあの表情には、たくさんの思いが思 込められてたんだな〜とか。

    10年後のハピネス三茶もまた、嬉しいおまけでした。

    • ようちんさん
      え~っ!!早速本屋さんへ!
      10年後のハピネス三茶・・・??
      ああ、楽しみです!
      え~っ!!早速本屋さんへ!
      10年後のハピネス三茶・・・??
      ああ、楽しみです!
      2013/08/17
    • oyumyさん
      ようちんさん、コメントありがとうございますっ!

      そうです、10年後のハピネス三茶がおまけが(とは言えないほどのボリュームで)ついてるんです...
      ようちんさん、コメントありがとうございますっ!

      そうです、10年後のハピネス三茶がおまけが(とは言えないほどのボリュームで)ついてるんです!
      とっても素敵なドラマでしたよね。
      2013/08/17
  • 生きていれば、笑ったり、泣いたり、嘘ついたり、、、迷って、間違えて、傷ついて、でもそれで気付いたり。

    自分で選んで生きていくのは、嬉しいし楽しいよね?
    たとえそれが「一般的な幸せのカタチ」とは少々、違っていたとしても。納得できる方がいいよね?
    そう、問いかけられている気がする。
    登場人物を励ましたくなる。
    でも気付くと励まされてる。

    変わってしまうかもしれない。
    変わってゆくことに、罪悪感を覚えることもあるかも。
    でもそれでいいんだと言われている気がする。
    「生きてる人間は、とどまってはいられない」
    という台詞が印象的だった。

    これを執筆している頃、「コワイものなど何ひとつなかった」というあとがきが素敵。
    「あそこに戻れば大丈夫と今も思っている」と。

    そういう場所を持っていることの強さに、気付かされた。

    そう。
    大丈夫なんだ、と思わせてくれた一冊。
    出会えて、良かった。

  • ドラマを観たこともなく、たまたま買ってみた本でした。

    なので、中身がト書きのようなスタイルになっていることも知らず、読み始めてびっくりしました。

    読み始めたらとても面白くてさらさらと先に進みました。登場人物それぞれが魅力的で、どこか皆問題を抱えていて普通じゃない。でもそれでいいんだと思わせてくれる、とても温かいお話でした。

  • 読んでいてほっこり幸せな気持ちになる。結の箱を埋めに、基子と絆がドライブして行く時のやりとりが好き。

  • 2003年に放映された連続ドラマの脚本。友人がこのドラマがよいといっていた。最近文庫本で出版されたということで読んでみた。
    脚本というのは昔、向田邦子の作品を読んだくらいでほとんど始めて。また、向田作品は実際映像で観てから読んだので、頭の中で映像を再現しながら読み進めた。しかし今回、私はドラマを観ていないので、自分でその場面を想像しながら読み進めていく。小説と違い、ほとんど会話でストーリーが展開していくのでなかなか慣れるまで難しいものだった。ドラマ(映画でもそうだろうが)とは、脚本家、監督、出演者、その他のスタッフたちの総合芸術であると改めて感じた。
    年齢も職業も様々な個性的な女性たちを登場人物に、彼女たちの日常を描いている。ドラマティックな展開はあまりないが、日常生活の中で登場人物たちが発する会話は何気ないように見えて、含蓄のあるものがちりばめられている事に気づかされる。平凡な日々を描きながらひとり、銀行のお金を横領して逃げる女性を絡ませている。しかしそれさえも当然の日常に受け入れてしまう不思議な世界を作っている。このような脚本が映像になるとどのように表現されているのだろう。ドラマを観たくなった。

  • 10年後のいてよし、泣いた。。

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著者プロフィール

夫婦脚本家。ドラマ「すいか」で向田邦子賞、「Q10」「しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”」で2年連続ギャラクシー賞優秀賞。他に「野ブタ。をプロデュース」等。著書『二度寝で番茶』など。

「2020年 『さざなみのよる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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