味を追う旅 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 52
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309412580

感想・レビュー・書評

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  • 珍しく、美味しいところ、よりも著者がどう感じているか、が
    気になる食の本でした。
    もちろん、美味しい地方、お店の紹介も魅力的で
    行きたくなってしまいます。とくに、長崎。
    ただそこでも、
    これは美味しいぜ、すごいだろ、的な要素が全くない、
    素晴らしい内容です。

    解説に書かれていたが、著者の貧困時代があるから
    決して高くて美味しいものを、わざわざ食べたいと思わないという
    姿勢が素敵。

    「あなた、夕ご飯、食べる?」といういい方に腹を立てる同僚に
    同じ気持ちを語る場面。吉村さんの根底にある食べ物に対しての
    気持ちがあらわれていると思います。

  • 吉村昭の食べ物エッセイ。
    いくつか読み覚えのあるものもあった。
    この方の描く食べ物の描写がとても好き。

    解説は、ちょっと余計かなという気がした。

    追記
    以前読んだ「味を訪ねて」の改題文庫版らしい。

  • 気軽に読める、食の随筆。食べることに対する吉村さんの感覚は、大切にしなければならないものの一つかもしれません。

  • 【梅干しにカツオ】P15

    升酒の端に塩をひとつまみ

    梅肉のたたき+鰹節少々+醤油少々+海苔をもんだ奴 に酒

  • 地方と下町礼賛、筋の立ってないお店やグルメ主義批判。食エッセイというより、食べ物を窓口にした世相随筆。

  • 吉村昭はエッセイだと意外と断言する。その断言されたことが同意できなくて気になったところがある。けど、吉村昭さんは意外と飲み歩く人だったのですね。なんとなく家で静かにしてそうに思ってた。

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著者プロフィール

吉村 昭(よしむら あきら)
1927年5月1日 - 2006年7月31日
東京日暮里生まれ。学習院大学中退。在学中、大学の文芸部で知り合った津村節子と結婚。
1966年『星への旅』で太宰治賞、1972年『深海の使者』で文藝春秋読者賞、1973年『戦艦武蔵』『関東大震災』など一連のドキュメント作品で第21回菊池寛賞、1979年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、1985年『冷い夏、熱い夏』で毎日芸術賞、同年『破獄』で讀賣文学賞および芸術選奨文部大臣賞、1987年日本芸術院賞、1994年『天狗争乱』で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。吉川英治文学賞、オール読物新人賞、大宅壮一ノンフィクション賞、新田次郎文学賞、太宰治賞、大佛次郎賞などの選考委員も務めた。
徹底した資料調査・関係者インタビューを背景にした戦史小説・ノンフィクションで、極めて高い評価を得ている。上記受賞作のほか、三毛別羆事件を題材にした『羆嵐』が熊害が起こるたび注目され、代表作の一つとみなされる。『三陸海岸大津波』は2011年の東日本大震災によって注目を集め再評価を受け、ベストセラーとなった。

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