口語訳 遠野物語 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 265
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413051

感想・レビュー・書評

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  • 知っている地名ばかり出てくるので遠野物語の時代から山は動かないんだなと思うと感動する。
    掲載されている話はよくある東北の昔話だから、地元民としては懐かしい感じ。
    鹿踊りのほめ唄はよく聞くアレなのか?とにかくもう一度読まなくては!

  • 原文では理解しにくい遠野物語を口語訳で内容をわかりやすくしているのはとてもありがたい。
    山男や天狗、狐、産鉄族、遠野に根付く神々にまつわる伝承が一つ一つ興味深く、「ありえないなんてことはない」という妖しげな浪漫に満ち溢れている。

    実際、東北の山々は人間が知り得ない未知の世界が広がっているのでは?と感じてしまうほど広大で深く、明治期という近代にあってもこのような話が起こることに違和感はない。死者の霊や妖怪のような存在、神々への畏怖が背景にはあるはずであり、そういった意味でやはり民俗学は面白い学問だと思う。

    遠野物語、イーハートーブ、吉里吉里人と独特の世界観を生み出してきたこの土地の摩訶不思議をぜひ読んでいただきたい。

  • 遠野物語を現代人でも分かりやすく、楽しく読めるようになっている。原文もいいがこのように親しみやすい口語訳も重要だ。

  • 日本民俗学の祖といわれる柳田國男の最も有名な著作。東北の山間の遠野地方に伝わる噂、言い伝えを集める。(柳田の創作という意見も?)日本人の内奥にひそむ山や川などの自然や死者に対する畏敬と恐怖の念を伝える。

  • 東北に所縁のある人間なら、少しでも読んでおくべし。
    天候の荒れ狂う山奥の情景描写など、東北らしさを随所に感じる。星の数で評価するような本ではない。。

  • 岩手県、遠野地方に伝わる昔話を集めた話。

    どこか懐かしさを感じる昔話あった山男、妖怪、日本狼や不思議な話が語られる。彼らどこに行ってしまったのだろうか?

    【柳田国男】
    「日本人とは何か」その答えを求め、日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行した、日本民俗学の開拓者。

  • 理不尽や不条理を噛み砕いて飲み込もうとする時にオカルトとかスピリチュアルな物語を作り上げてしまうのは人間の性というか、生まれ持った知恵なのかもと思った。宗教とか神様とかもそうだし。

    オカルトとかスピリチュアル、つまり「天狗の仕業じゃ!」って言われたら、かつては納得するしかなかった訳で。天狗の仕業じゃ仕方がない。仕方がないはずなんだけど、今じゃ誰も納得しないし許してくれない。論理的に、あるいは科学的に、原因を追究せずにはいられない。謎を謎のままにしておくことができない。そして無理にでも現実の何かの、誰かのせいにしてしまう。天狗の仕業、つまりオカルトとかスピリチュアルのせいにしたら相手にされなくなる。さびしい。

  • さすがに原文をいきなりは厳しい。物語調の印象を崩さす、素朴な話が口語文で読める。とても読みやすいので読み通すには最適。脈絡があるようなないような不思議な話が多く面白かった。

  • 原文が難しい遠野物語を口語訳していただいたお陰で読みやすく、同じ日本の国の話なのに異国の昔話のような不思議な感覚に陥ります。注釈がわかりやすく、かつ原文や柳田氏の考え方を尊重しているため臨場感があります。かなり読みやすいので、これから遠野物語を読んでみたいという人にはおすすめです。どんどはれ!

  • 『遠野物語』で検索したら沢山出てきたのですが、原典は私に理解できなさそうな気がするので、わかりやすい口語訳のものを選びました(あとがきには、原典の文体だからこそ『遠野物語』は素晴らしい、というようなことも書いてあったけど・・・)。
    注釈が多く、それを確認しながら読み進めるのは最初面倒でしたが、一つ一つのお話は短いのでなんとかなりました。

    『遠野物語』って昔話だけど、そんなに大昔のお話というわけではないんですよねぇ。
    山男や天狗、河童や座敷わらしなどの存在が身近だった生活・・・。想像すると、不思議な気分になります。

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著者プロフィール

1875年兵庫県生まれ。農商務省勤務、貴族院書記官長を経て、1930年代以降は民俗学の著作に専念し、研究会や雑誌を主宰した。おもな著書に、『遠野物語』『木綿以前の事』『海上の道』など。1962年没。

「2018年 『祭祀習俗事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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