自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (河出文庫 た 36-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413716

感想・レビュー・書評

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  • ①音が分かれば日本人だから意味は結構解っちゃうんですね実は。p18
    分からなかったら、音読して、書き取りしてみる。これは素読と同じだねえ。

    ②自己修正のサイクルを止めてしまったときに、バカが始まると言ってもいい。p100

    ☆自分で修正する仕組みを作る。
    テープ起こしみたいな。

    ③バカにはたいてい目標がないp170
    ☆うん目標がないからバカなのでは?どこにいくかわかっていないのだからいきようがない。
    無志は虫。

  • タイトルが気になって借りてみた。
    予想以上に面白い。自分のためになった。
    バカは他者イメージから作られることが多い。
    一度そのイメージで見られると、自己イメージを保つことが難しくなるし、覆すのは困難だ。
    バカをこじらせない方法が書いてある。

    まわりからどう思われてるかっていうのが決定的なんです。まわりからバカだと思われてると、人間っていうのはバカになっちゃう。這い上がれないんですよ。抜け出せないんですよ。ホントに不思議なことなんですけど、他者からのイメージによって自己イメージがゆがめられちゃうんですよね。(P28)
    →CLAMPの「ホリック」の双子のドジな女の子の、本人は変わりたいと思って行動しても、周りの「〇〇ちゃんは、ドジだから」という言葉の糸に絡めとら、縛られるシーンを思い出した。

  • 周りの影響は大きい。
    自分に対する周りの人たちのことば、評価、視線、態度。
    環境がその人を作る要素の1つになる。
    作られるのはバカだけではない。

    努力をコツコツ続けるのが大切というのも、そういう環境にいなければ、やろうとさえ思わない。
    というより、その事に気がつくことができない。

    そういうことなんだと思う。

  • 読書百篇意自ずから通ずー現代文であっても音読するうちに理解力がアップする

    周囲の圧力と自己イメージは連動し、その両方がネガティブだと、挑戦するというポジティブな発想にはなれない

    本当の才能とは継続する力。継続するためには自分を信じる力が必要

    必ずしも偏差値という意味ではなく、集まっている人がいい集団というのがある。その集団に属すことは人生の起点になる

    日本人は前提条件=コンテクストが飛びがち

    バカ、頭がいいの定義は状況によって変わる

    フィードバックがないとバカになる

    英語の情報を取る

    抽象度のレベルを上げていくのが難しさ

    社会人になって評価されるのは長距離の頭

    若いうちは異世界を知る経験をしておかないと、経験に裏打ちされた選択ができない

    努力と成果は比例しない。ロングテール

    あることを達成するのに、自分はどのくらいの努力が必要なのか知り、適切な目標設定ができることが頭のよさ

    別世界を体感するにはある程度下積み期間が必要。我慢するしかないが、楽しくないと続かないので、楽しめる工夫ができるか

    つまらない仕事がきたときにどうするか

    世の中につまらない仕事と面白い仕事があるわけではなくて、それは見方、主観。

    人生はバカにされない、バカにならないように頑張る戦いの場である

  • バカがいるのではない、バカはつくられるのだ! 人気サイエンス作家が、バカをこじらせないための秘訣を伝授。学生にも社会人にも効果テキメン! カタいアタマをときほぐす、やわらか思考問題付き。

  • 今をときめくサイエンスライターらしからぬ題名の本だったので、思わず手に取ってみた。
    帰国子女なので渡米時と帰国時に2回学年ビリを経験した著者の「バカは周囲に作られる」というくだりは説得力がある。
    社会人にあってのバカとは「目標を持っていない」→「努力しない」→「バカになる」の悪循環だそう。

    でも目標を立てても努力を続けるのって難しいよね。
    そんなときな「苦手なままの10年後の自分と苦手を克服した10年後の自分を想像して!」と。

    話し言葉のような文体で書かれた本で読みやすく勇気づけられる本

  • NDC 159

    「かたいアタマはバカの友。バカがいるのではない、バカはこうして作られるのだ!テレビでもおなじみの人気サイエンス作家が、バカをこじらせないための思考法をやさしく伝授。学生にも社会人にも効く、やわらか思考問題付き。」

    「最初からバカな人がいるのではなく、「バカはつくられる」というのが竹内さんの主張。この社会でより良く生きるためには何が必要か、そんなヒントがつまった一冊。」(大居雄一『身に着く読書術』で紹介)

    目次
    第1章 バカはこうして作られる(漢字が読めない子を教える;「うちの子はバカだから」 ほか)
    第2章 よくよく考えるとバカにできない(2x-x=2で何が悪い?;なぜ割り算が先? ほか)
    第3章 かたいアタマやわらかいアタマ(困った大学教授;フィードバックがないと、人はバカになる ほか)
    第4章 バカをこじらせない、たったひとつの方法(バカにはたいてい目標がない;言葉にすると行動が変わる ほか)

    著者等紹介
    竹内薫[タケウチカオル]
    1960年、東京都生まれ。サイエンス作家。理学博士。科学評論、エッセイ、講演などを幅広くこなす。NHK「サイエンスZERO」ナビゲーターなどテレビでも活躍

  • 「読書百遍意自ずから通ず」
    これは特に洋書を読む際に実感する。
    初めはイマイチ理解できなかった部分も、繰り返し読んでいるうちに内容が掴めてくる。読むたびに発見がある。
    日本語の本は一度読んだきりということが多いけれど、繰り返し読んで味わってみようと思う。

  • 題名に心が惹かれたので、この本を選びました。
    字が汚いと損をすることがわかりました。
    今度からは書いていたことを活かしたいです。

  • 「午後の曳航」三島由紀夫 文章が読めない生徒に延々音読させて、わからない漢字があると教えて書き取りをさせるということを半年、急激に国語力UP、数学もUP。理解力が上がる。
    自分が思っている事と逆のことを言う奴がいるととても腹が立ちますね。その意見をよく聞いて理解するとそっちの方が良いと言う場合もある。最初から多様な意見が出てこない雰囲気だと道を誤った時にみんなで一斉に崖から落っこっちゃう。
    多数決で決める前に、そこに至るまで、感情ではなく、理詰めで議論したか?十分な情報を、与えられていただろうか。弱くて少ない意見かもしれないけれど重要な意見を見落とすことにならないだろうか。常にそうした視点を持つ。
    頭の良さと字の綺麗さはリンクしないけれど、字が汚いと損をする。
    フリン効果…IQが、100年間で上昇している。世代によって変わる知能指数
    星の数は何個?
    頭の毛の数は何本?
    日本には何匹の犬がいるか?
    フェルミ推定で解く。
    概数を見積もる
    4次元を見るにはどうしたらよいか?
    次元は広がっている方向
    0次元 点
    1次元 直線
    2次元 面
    3次元 立体
    4次元 立体をさらにずらす

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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