不思議の国のアリス ミステリー館 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309414027

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  • 『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに中井英夫、小栗虫太郎、都筑道夫、海渡英祐、石川喬司、山田正紀、邦正彦らが描いた傑作ミステリ7編! ミステリファンもアリスファンも必読の一冊!

  • 1988年に出たアンソロジーの復刻版だそうで、一応すべてアリス絡み。普段ミステリー系読まないせいもあって、小栗虫太郎と中井英夫以外は読んだことない作家さんばかりでした。

    ○海渡英祐「死の国のアリス」
    いちばんミステリーらしいミステリーだったけれど、とくに斬新さは感じられず。

    ○石川喬司「アリスの不思議な旅」
    言葉遊びなど実験的でアリスの元ネタに近いテイストだったのかもしれないけど、面倒くさい文体のわりに、すぐ何の暗喩かわかってしまうし、それがことさら気が利いているとも思えず、ちょっと下品で苦手でした。

    ○都筑道夫「鏡の国のアリス」
    これはどちらかというとホラーかな?岡本綺堂っぽいなーと思ってたら解説でやっぱり意識して書かれたとあって納得。これはなかなか好みでした。

    ○邦正彦「不思議の国の殺人」
    これもまたちょっと実験的な。鉄の国や白鳥の国など主人公が彷徨していく。アリスというよりガリバーっぽい?でもシュールで不条理な雰囲気はわりと好き。

    ○小栗虫太郎「方子と末起」
    一応謎解き要素もあったけれど、それよりも百合すぎて(笑)いやこういう時代の「お姉さま」もの個人的には好きです。

    ○中井英夫「干からびた犯罪」
    これは40年前に死んだ(殺された)恋人の死の真相を探るうちに封印された記憶が・・・という、中井英夫らしい心理サスペンス。土地描写(田端)が詳細なのも、らしい。

    ○山田正紀「襲撃」
    エンターテイメントとして一番面白かったと思う。伊坂幸太郎の「陽気なギャング~」とかと同じ系列の、犯罪する側の話。ただ登場人物はアリスを模してあるけれど、作品としてアリス感はない。

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