史上最強の哲学入門 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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レビュー : 133
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309414133

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    数々の有名な哲学者が紹介されている、「哲学者大全」のような読み物でした。
    この1冊にかなり分かり易くまとめられているので、題名の通り「入門書」としてはかなり良書だと思います。

    数多くの偉人たちを時間軸で紹介しているので、当時の世界にはどのような考え方が蔓延していて、そのパラダイムシフトとして新たな偉人の考えが提唱されたという事も分かりました。
    考え方のみを羅列しているわけではなく経過も分かる為、哲学史としてもとても読んでいて興味深い1冊だと思いました。
    個人的には、近代哲学者であるアダムスミスとマルクスの相反する考え「資本主義vs共産主義」の箇所が、かなり読みごたえがあったかも。
    マルクスの著作である「資本論」も、一度じっくり読んでみたいと思いました。

    ただ、こんなことを言うと元も子もありませんが、そもそも「哲学」という学問を、日常生活において適用させるという事は難しいかもしれません。
    社会人としての「知識・素養」として哲学身に着けておきたいということ以外に、今のところ使い方を見いだせないような・・・・・笑
    本書のように哲学に関する書籍は多々ありますが、正直言うと、そもそもこの哲学という「先人の教え」を、どう日常生活に変換して運用するのかという事については甚だ疑問ですね。
    この本を読んで得た知識をどのように運用するのか、そこは読み手として考えなければならないなと思いました。
    (本書に限らず、どの本もそうですが・・・・)

    ・・・と、否定的な意見も言いましたが、短期的な実用性のみに拘らず、偉大な先人たちの偉大な考えに広く触れれるというメリットだけでも、個人的にはかなりプラスになったと思います。
    哲学者といえば、僕はソクラテスやデカルトなどメジャーどころしか知りませんでしたが、この本を読んだことで自分が知らなかった哲学者の偉大な考えに触れれたのも良かったです。
    数多くの偉大な人物の考え方・生き方を手軽に追体験できる良い1冊でした。


    【内容まとめ】
    1.ソクラテス「無知の知」
    相対主義を是とせず、絶対的な価値・真理、すなわち「本当とは何か?」を人間は追求していくべきという熱い信念を持つ。
    ちなみに、「無知の知」とは、「無知を自覚していない知識人よりも賢い」ということではない。
    「無知の自覚こそが心理への情熱を呼び起こす」といったこと、要するに「真理」を追求する姿勢なのである。

    2.デカルト「我思う、ゆえに我あり」
    数学者としても、「X軸・Y軸の2次元の座標系」を考え出した名の知れた人物。
    我々の認識に真理などなく、もしかするとすべて嘘なのかもしれない。
    だが、一つだけ疑うことのない事実として、「疑っている私がいることだけは疑えない」ということがある。

    3.カント
    規則正しい生活で、近くの住民が彼の散歩姿を見て時計の時間を合わせたほど。
    「真理とは、人間によって規定されるものである」
    結局のところ、人間は「人間にとっての世界」「人間にとっての真理」にしか到達できない。
    どの生物にとっても共通する真理など存在しない、なぜなら真理など人(モノ)それぞれだからだ。

    4.アリストテレス「論理学」
    哲学史において「巨人」と呼ばれる人物。
    アカデメイアの生徒でプラトンの弟子であったが、アリストテレスはプラトンのイデア論を「無意味に物事を2倍に増やしただけ」と批判している。
    アリストテレスが万学の祖と呼ばれている所以は、あらゆるもの(天文、気象、動物、地球)を対象に特徴の観察を行い、抽出した特徴を体系的に分類し、整理するといった学問「自然科学」を始めたことにある。

    5.アダムスミス「神の見えざる手」
    国家の役割を国防・警察・教育など必要最低限にとどめ、経済活動への国家介入を否定する「リバタリアニズム」の元祖。
    「利己的な利益追求は卑しい」とされていた世界の常識に反して、「金儲けに走れ!」と唱えた。
    また、「神の見えざる手」に導かれて、競争という原理の元で自分勝手に利益を追求しても、結局は社会全体の利益につながるような結果が生じる。
    最終的には皆幸福になる、という楽観的な説。

    6.マルクス「共産主義」
    アダムスミスの資本主義に対する批判の要点は、「資本家が労働者を搾取する不公平なシステム」という点。
    実際に、労働者が働いて生み出した富の一部しか労働者には与えられず、残りは資本家の懐にいくからである。
    また、「資本家同士の競争」もマルクスは提言している。(たとえば価格競争など)
    その結果、割りを食うのは労働者であり、過酷な労働や給与カット、リストラになる可能性もある。

    この問題をどう解決するかが、共産主義である。
    国家が資本家を含む全員の財産を取り上げ、均等に公平に分配すれば、格差のない平等社会ができる。
    (ただ、このマルクスの哲学に後押しされて生まれた多くの共産主義国家はすでに破綻している。)

    7.資本主義が絶対ではない。
    資本主義社会は「消費経済」であるが、実は「成長し続けなければいけない」という過酷な宿命を背負っている。
    停滞した先には沢山のリストラや、関連企業の倒産が待ち受けている。
    止まってしまうと死んでしまうマグロのように、死に至るその日まで必死に泳ぎ続けなければならないのだ。
    自分の生活を豊かにするために資本主義経済を作り出したはずなのに、いつの間にかそのシステムを維持するためだけに、過剰な労働を強いられているのだ。

    8.ニーチェ「超人思想」
    人間本来の根源的なまっすぐな欲望、力への意志を指す。
    強くなりたいという意志をしっかり自覚し、目を背けず、その「力への意志」に従って生命を燃やし続ける。
    そんな超人たちなら、「神」や「道徳」といった既存の価値観に囚われて堕落せず、自分自身で生きていける。


    【引用】
    p21
    ・プロタゴラス「人物は万物の尺度である」
    相対主義哲学の第一人者。
    「善悪」や「美醜」など、どの概念もそれぞれ人が自分の尺度、価値観で勝手に決めたものにすぎない。
    要するに、「人それぞれさ」ということ。


    p25
    ・ソクラテス「無知の知」
    相対主義を是とせず、絶対的な価値・真理、すなわち「本当とは何か?」を人間は追求していくべきという熱い信念を持つ。

    「無知の知」とは、「無知を自覚していない知識人よりも賢い」ということではない。
    「無知の自覚こそが心理への情熱を呼び起こす」といったこと、要するに「真理」を追求する姿勢なのである。

    ちなみに、「結婚したまえ。良妻を得れば幸福になれるし、悪妻を得れば哲学者になれる」という名言も。


    p37
    ・デカルト「我思う、ゆえに我あり」
    数学者としても、「X軸・Y軸の2次元の座標系」を考え出した名の知れた人物。

    我々の認識に真理などなく、もしかするとすべて嘘なのかもしれない。
    だが、一つだけ疑うことのない事実として、「疑っている私がいることだけは疑えない」ということがある。


    p45
    ・ヒューム
    イギリス経験論「人間の中に浮かぶ知識や観念は、すべて経験から来たものにすぎない。」
    ヒュームこそイギリス経験論のリーサルウェポンである。
    疑うこと自体がタブーであった神に対しても懐疑の目を向け、さらには科学(因果律)までも疑うほど懐疑論への徹底ぶりを見せた。


    p54
    ・カント
    規則正しい生活で、近くの住民が彼の散歩姿を見て時計の時間を合わせたほど。

    「真理とは、人間によって規定されるものである」
    結局のところ、人間は「人間にとっての世界」「人間にとっての真理」にしか到達できない。
    どの生物にとっても共通する真理など存在しない、なぜなら真理など人(モノ)それぞれだからだ。

    カントの登場によって転換が訪れ、「人間にとっての真理」を求めるというより現実的な方向へと変わっていった。


    p68
    ・ヘーゲル「弁証法」
    弁証法
    →対立する考えをぶつけ合わせ、闘争させることによって、物事を発展させていく。
    →そんな対立の中から、新しい考え、「優れた真理」を生み出していくやり方。


    p74
    ・キルケゴール「実存主義」
    「私にとって真理だと思えるような真理。私がそのために生き、そのために死ねるような真理。そういう真理を見つけることこそが重要なのだ」

    ヘーゲルの弁証法により「いつ現れるのかわからない真理」を待つのではなく、「いま現実を生きている個人が真に納得できる真理」を見つけようという主張である。


    p78
    ・サルトル「人間は自由の刑に処せられている」
    人間には真理や生きる目的を与えられていないし、明らかにされてもいない。
    人間は「何をすべきか」を自分で「決断」して生きていかなくてはならない。
    その「決断」するための「価値観」ですら世には沢山あるため、「えいや!」とどれか一つを適当に決断するしかないのである。

    すなわち人間とは、何を選んでいいか分からない世界に、頼んだわけでもないのに突然放り込まれ、「キミの人生なんだから好きに選びなさい」と自由を強制されているのである。

    ただ、それは悲観な事ばかりではない。
    間違っているかもしれないリスクを背負ってでも、何かを選んで生きる方が遥かに良い。
    そういったサルトルの呼びかけに感化された若者たちは続々と、共産主義革命や学生運動にのめり込んでいくようになる。


    p86
    ・レヴィ=ストロース「構造主義の祖」
    歴史は一つの方向にだけ進展したりはしない。
    世界には様々な文化、価値観を持った社会が多数存在し、それらの文化や社会の間に優劣はなく、目指すべき唯一の文化、究極の社会なんてものもない。

    近代哲学を「西洋中心主義の傲慢な思い込み」と断じた。


    p95
    ・デューイ「プラグマティズム:それって結局何の役に立つの?」
    彼は、人間の思考や理性は単に「生きるための道具」にすぎないと考えた。
    何も難しく考える必要はなく、すべてを「道具として何の役に立っているか?」というキーワードで考えれば良いということ。


    p118
    ・レヴィナス「他者論」
    イリヤ:自分が死んでもなお存在し続ける「世界」そのものを恐れる気持ち。
    この世界はたくさんの「他者」、すなわち「私に対して無関係にそこにあり、かつ決して理解できない不愉快な何か」で満ちあふれている。

    宗教も科学も哲学も、世界を何らかの形で記述してまとめようと「囲い」を設けて試るが、その囲いの外側には「他者」、すなわち「違うと否定するもの」や「囲いに含まれないもの」が必ず存在してしまうのである。

    しかし、他者とは真理への到達を妨げる忌むべき存在というだけではない。
    レヴィナスも、「他者とは、私という存在を、自己完結の独りぼっちから救い出してくれる唯一の希望であり、無限の可能性である」と説いている。

    他者が他者である以上、「違う!」と拒絶されたり否定されることは往々にしてある。
    だが、そこで他者を無視したり、見て見ぬふりをしてはいけない。
    もしそうすると、そこにあるのはただの自己完結、不毛な独り言になってしまうからだ。
    だからこそ、僕たちは他者から逃げ出さず、また他者を殺してはいけないのである。
    「真実はこうなのではないか?」と、問い掛けなくてはならないのだ。


    p130
    ・プラトン「イデア論」
    紀元前400年ごろにギリシアにいた哲学者で、最初に国家について深く考えた人物。
    また、ソクラテスの弟子でもある。

    イデア:究極の理想の存在
    「究極の理想の正義」→正義のイデア
    「究極の理想の美」→美のイデア
    プラトンは、「イデアを知ることができる優秀な哲学者が王になるべき、もしくは王が哲学を学ぶべきである」と説いた。


    p143
    ・アリストテレス「論理学」
    哲学史において「巨人」と呼ばれる人物。
    アカデメイアの生徒でプラトンの弟子であったが、アリストテレスはプラトンのイデア論を「無意味に物事を2倍に増やしただけ」と批判している。

    アリストテレスが万学の祖と呼ばれている所以は、あらゆるもの(天文、気象、動物、地球)を対象に特徴の観察を行い、抽出した特徴を体系的に分類し、整理するといった学問「自然科学」を始めたことにある。


    p163
    ・ルソー「国家の主権者は人民である」
    「真の権力者は王ではなく民衆である」という人民主義を唱える。
    自分を不幸にする国家なんていらない。

    ちなみにルソーはよほど立派な人間かと思いきや、品行方正とは程遠い、また露出狂の、かなりのダメ人間であったらしい。

    ただし、ルソーには文才があった。
    その文才ゆえに人民主義の思想が民衆の間に広まり、王であるルイ16世と王妃マリーアントワネットを裁判にかけギロチンで公開処刑にしたのである。
    これが世に言う「フランス革命」であり、「民衆が革命を起こして王を公開処刑した」という世界史においても象徴的な出来事である。


    p175
    ・アダムスミス「神の見えざる手」
    国家の役割を国防・警察・教育など必要最低限にとどめ、経済活動への国家介入を否定する「リバタリアニズム」の元祖。
    「利己的な利益追求は卑しい」とされていた世界の常識に反して、「金儲けに走れ!」と唱えた。

    また、「神の見えざる手」に導かれて、競争という原理の元で自分勝手に利益を追求しても、結局は社会全体の利益につながるような結果が生じる。
    最終的には皆幸福になる、という楽観的な説。


    p182
    ・マルクス「共産主義」
    アダムスミスの資本主義が大成功を収める中、1人冷ややかな目で資本主義について意見を述べたのがマルクスである。
    批判の要点は、「資本家が労働者を搾取する不公平なシステム」という点。
    実際に、労働者が働いて生み出した富の一部しか労働者には与えられず、残りは資本家の懐にいくからである。

    また、「資本家同士の競争」もマルクスは提言している。(たとえば価格競争など)
    その結果、割りを食うのは労働者であり、過酷な労働や給与カット、リストラになる可能性もある。

    この問題をどう解決するかが、共産主義である。
    国家が資本家を含む全員の財産を取り上げ、均等に公平に分配すれば、格差のない平等社会ができる。
    ただ、このマルクスの哲学に後押しされて生まれた多くの共産主義国家はすでに破綻している。。。

    また、資本主義が絶対ではない。
    資本主義社会は「消費経済」であるが、実は「成長し続けなければいけない」という過酷な宿命を背負っている。
    停滞した先には沢山のリストラや、関連企業の倒産が待ち受けている。
    止まってしまうと死んでしまうマグロのように、死に至るその日まで必死に泳ぎ続けなければならないのだ。
    自分の生活を豊かにするために資本主義経済を作り出したはずなのに、いつの間にかそのシステムを維持するためだけに、過剰な労働を強いられているのだ。


    p225
    ・イエスキリスト「汝の隣人を愛せよ」
    ユダヤ人の迫害の歴史の中で現れたのがイエスキリストである。
    イエスの言動は、「ユダヤの救世主」を待ち望む人々に大きな失望を与え、激しい怒りを買うことになった。
    結局、イエスは反社会的活動を行う偽物の救世主として捕らえられることとなる。


    p269
    ・ニーチェ「神は死んだ」「超人思想」
    イソップ童話のキツネの話。
    キツネは本当はブドウが欲しくてたまらなかった。
    実際にブドウが食べられるとしたら間違いなく食べた。
    しかし、ブドウは食べられない高さにあったため、彼は自分の都合でブドウの価値を落としめる。
    「ふん、あのブドウは酸っぱいに違いない。ああ、食べなくて良かった」と。

    彼らはずっと心の中で取れないブドウへの恨み、すなわち「ルサンチマン」を抱きながら、ブドウを欲しがらない無欲な自分を誇りに思うのだ。

    失敗を恐れ、行動せず、成功者を貶める事で内面的な勝利を得た気になる。
    彼らは、それを手に入れられない弱者であるからこそ、弱者である状態を惨めに思わないよう、弱者であることに価値を見出す幻想を作り出して崇めているだけなのである。
    ニーチェはこの歪んだ人生を、ただの欺瞞にすぎないと断言する。


    p274
    ・ニーチェ「超人思想」
    ニーチェの「超人思想」とは、人間本来の根源的なまっすぐな欲望、力への意志を指す。
    強くなりたいという意志をしっかり自覚し、目を背けず、その「力への意志」に従って生命を燃やし続ける。
    そんな超人たちなら、「神」や「道徳」といった既存の価値観に囚われて堕落せず、自分自身で生きていける。

  • 2019年の年明けに齋藤孝氏の「使う哲学」を読み、より西洋哲学について学びたくなったのだが、哲学の専門書は敷居が高いので分かりやすいガイド的な書籍を探していたときに目に留まったため、コンパクトな文庫版ということもあり購入。

    著者は漫画『グラップラー刃牙』の熱烈なファンということはよく知られており、本書も単に西洋哲学の歴史をなぞる構成ではなく、歴史上の哲学者や科学者を格闘家に見立てた"史上最大の哲学議論大会"という、およそ哲学の入門書とは思えない設定で著されている。
    また章立ても、格闘技さながらに以下の4ラウンドで構成されており、いわゆる教科書的な時系列や主義毎のカテゴライズではないため、読み手を飽きさせない。

    第一ラウンド:真理の『真理』
    第二ラウンド:国家の『真理』
    第三ラウンド:神様の『真理』
    第四ラウンド:存在の『真理』

    哲学議論大会という設定ではあるが、格闘技的に議論を闘わせるような対話形式ではなく、あくまでもそれぞれの格闘家(哲学者や科学者)に対する著者の解説が展開される構成となっている。
    解説はあくまでも著者の主観であり学術的・客観的ではないものの、小気味よいテンポと平易な語り口での論調は、格闘技のファンでもなく『グラップラー刃牙』を全く知らない自分でも哲学の入門書ということを忘れてしまうほどにのめり込んでしまった。これが"飲茶ワールド"なのかもしれない。

    とかく理解し難い哲学分野の主義や理論の解説においても、とにかく例えが腹落ちし、文字通り哲学の入門書としてはこれ以上のものは無いのではと思えるほどに噛み砕かれた表現で分かりやすさを徹底している。著者の哲学への深い造詣と情熱がなければ本書のような作品は書き得ないであろう。

    本書のおかげで哲学がぐっと身近に感じられ、より日々の生活や仕事に活かしたいと考えるようになった。
    もっと若い頃に出会っていたかった一冊である。

  • いろんな人がオススメしてるだけあって流石にわかりやすかった、
    一人一人の中身には深く触れていないけど、各切り口ごと、存在や国家、真理についての哲学の系譜が見えるのでまずはある程度メジャーどころを広く浅く抑えるのにはいいなと思った。

  • 出版社の依頼に応じて哲学入門書を書き出した著者は、それがありきたりの哲学概説書になってしまったのに気づき、構想を練り直す。足りなかったのは少年漫画のバトル要素だ!と思い至り、イラストを刃牙の作者に依頼し、真理を追求して先人に戦いを挑む哲学者たちとその思想を子供にもわかるような文章で紹介する入門書。バトルのラウンドは4つ。真理の真理、国家の真理、神様の真理、存在の真理。

  • 西洋哲学ざっくりひととおり。
    ほんとうにざっくりだけど、ここから何を深堀りするかを概観して見ていくのに便利。心理、国家、神様、存在の4つの柱でまとめています。

  • 歴史という言葉を聞くだけでも、眠くなってしまう私ですが、この本は本当に読み易かったです(バキを予習したので、面白さ倍増)。西洋哲学の大きな流れを把握するのに役立ちました。

  • 様々な哲学者の思想や生い立ちが簡潔にまとめられており、著者が我々の気持ちを代弁してくれる所も多く、とても読みやすくなっている。この本をきっかけにそれぞれの哲学者について深く知りたいと思える本だった。

  • 友人に、哲学入門のオススメはないかと聞かれたときに見つけた本。
    焦点を絞った上で体系的にまとめられており、また平易な言葉で解説されているため、入門編としておすすめ。「名前は聞いたことがある」以上の哲学者が名前を連ねているので、とっつきやすいはず。
    最初から読んでもいいが、気になるトピックから読んでもいい。ただ、トピックごとに時代の流れに沿って書いてあるので、哲学者ごとにバラバラに読むとやや理解しづらい点があるかもしれないので注意。

  • 様々な哲学者たちを個人ごとに解説している。コンパクトな解説であることや、テーマを関連づけて順に紹介しているため読みやすい。
    バキ要素はいらない、というか空気。

  • とても分かりやすかった。
    授業で聞いているよりも詳しく書いてあった。
    私は特に「考え方についてたどり着いた経緯」が書いてあり、とても興味深く感じた。もっと知りたいと思った。

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著者プロフィール

東北大学大学院修了。会社経営者。哲学や科学などハードルの高いジャンルの知識を、楽しくわかりやすく解説したブログを立ち上げ人気となる。著書に『史上最強の哲学入門』『14歳からの哲学入門』などがある。

「2020年 『「最強!」のニーチェ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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