- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309415154
感想・レビュー・書評
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短編で、5人の作家。
彩瀬まるさんの、かわいいごっこの、話が、好きでした。
文鳥が、出てくるお話。小さい頃、祖母が、飼っていて、手のひらにのせて、ふわふわの、毛の感触が、懐かしかったなあ。
本は、色んな事を、思い出させてくれますね^_^
それと、表紙が、とても、気に入っています!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「略奪愛」をテーマに紡いだ、書き下ろし恋愛小説集。彩瀬まる/窪美澄/千早茜/花房観音/宮木あや子、好きな作家しかおらん…。好きな作家しかおらんと思ったら好きな話しか収録されていない…。どれも好きで読んでてぐわああっとした感情でいっぱいになった。略奪愛というテーマで薄暗いようなイメージがあるかもしれないけど、でもどの話もピュアでまっすぐでだからこそ「略奪」って可能なのかもしれない。てらいなく自分に素直になれるからこそ手元に愛を引き寄せることができるんだなあとそのエネルギーに溺れそうになった。どの話も読み応えがあって幸せな読書体験だった
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寂しさに打ちひしがれている女性達の物語。
窪美澄・千早茜・彩瀬まる・花房観音・宮木あや子のアンソロジーは大好物。
偏愛や略奪愛の表題には違和感。在るべきものがない時に感じる虚しさを懸命に埋めようとする女たち。
1人は寂しいが2人で居てももっと寂しい時がある。
寂寥感を埋めようと背徳感でいっぱいのエロティシズムで必死にもがき、体を重ねる。男が描く官能小説とは違い、そこには哀しさと寂しさの絶対的存在を感じる。
不道徳で、危うさに満ちていながら、彼女たちの懸命さを読まずにはいられない。 -
予てよりhontoの“欲しい本”には入れていて、何となくそのままにしておいたものを漸く買ってみた。
帯に『人気女性作家たちが描いた5つの<略奪愛>』とある5人の女性作家の手になるアンソロジー。
通勤で乗る電車の片道で丁度読みきれる量のお話ばかりで、2往復半で読了。
朝からこういう劣情を催す話を読むのも如何かと思いつつ頁を繰る。
私が一番期待していたのは、巻頭に置かれている窪美澄だったのだが、ちょっと辛気臭い話で残念。
その後も、何だか陳腐なお話が続く。女性が書くとセックスの描写はこうなり、男の心理はこうなるのかと…最後の宮木あや子だけちょっとマシ。
表紙の気怠い雰囲気とタイトルから来る淫靡な感じからはちょっと離れてて、単行本のタイトルは「きみのために棘を生やすの」だそうだから、タイトル変更に妄想を掻き立てられ過ぎたみたい。
普段は読んだ本は嫁さんとシェアするのだけど、この本はちょっとな…。 -
純愛であり、不純であり。
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これは、3つ目だっけ?かが、好きだった気がした、、、?後期試験の帰りに大宮駅で買ったんだっけ?多分?で、帰りで読んだ?3ヶ月前だから忘れちゃったᐪᐤᐪ
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図書館の本④
テーマ「略奪」
略奪なので、背徳感によってより一層気持ちが高ぶる描写が多め。
結局略奪するような人間は、気持ちの最高潮は手に入れる過程までなのだと、
フィクションでも感じ取れるストーリーや感情変化がリアル。 -
【2023年95冊目】
男と女の欲望をぶつけあった5つの短編集。求め、求められていることが、なんとなく感じられるのが人間の不思議なところで、「あっ」と思った瞬間に恋に落ちていたりする。それがいつも正解ではないのが難しいところではありますが。
それぞれの作家さんが匂い立つような、けれどどろどろとはし過ぎない愛と欲望の話を書いているので、贅沢と言えば贅沢な一冊。どの作家さんも表現や心理描写が上手く(プロだから当然と言いたいところですが、そうでもない場合もある)違ったテイストのお話を楽しめました。 -
彩瀬まる目当てで購入。
どれも良かった。
アンソロジーの作品





