感想・レビュー・書評

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  • 今年の桜桃忌はさくらんぼを片手に遥々三鷹までお墓参りに訪れようと考えていたのですが、昨今の情勢を考慮してお墓参りは一旦延期し、昨年蔦屋書店で購入した本書を読了することに勤しみました。

    45人の中には桜桃忌の名付け親である今官一や、太宰が師と仰いだ井伏鱒二、美智子夫人に至るまで太宰と交流のあった方々が名を連ねています。太宰の人柄や当時の様子、太宰が生きた時代の雰囲気などを感じることができて、益々太宰治という人間に興味を唆られました。

  • 太宰治と交流のあった人たちが彼の死後、彼の文学や人柄について書いた随筆などを集めた本。彼の作品を読んだ事はないけど彼の生き方が悪い意味でとても作家らしいと思う。何度も自殺未遂をし、心中未遂もあったが彼は生き残り相手の女性は亡くなっている。その人格には危険な匂いがしていたがこの本の中で彼を診察した医師が彼の事を「サイコパス」と診断したとの部分には納得。太宰治というと私はいつも連城三紀彦の「戻り川心中」を思い浮かべる。主人公と太宰治、とてもよく似てる。

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