辺境を歩いた人々 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309416199

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  • 北海道や沖縄、奄美、択捉など「辺境」と呼ばれた土地へ出向いてその土地の暮らしを記録したり、人々の暮らしを助けたりした4人について常一さんが書いている。心から感心し、尊敬している様子が伝わってくる。
    その4人は近藤富蔵、松浦武四郎、菅江真澄、笹森儀助。

  • 明治時代、尖閣諸島や台湾、千島列島などの辺境を調査した四人の探検家に関するそれぞれの伝記。
    民俗学者である著者の文章は昔語りのようで、文学的にも趣きがあります。

  • 面白かったのだけど、なぜか子供向けに書かれた本らしかった。子どもといってもそれなりに難しいので中学生ぐらい?
    まえがきや解説にも経緯は書いておらず、不思議。

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著者プロフィール

1907年(明治40)~1981年(昭和56)。山口県周防大島に生まれる。柳田國男の「旅と伝説」を手にしたことがきっかけとなり、柳田國男、澁澤敬三という生涯の師に出会い、民俗学者への道を歩み始める。1939年(昭和14)、澁澤の主宰するアチック・ミューゼアムの所員となり、五七歳で武蔵野美術大学に奉職するまで、在野の民俗学者として日本の津々浦々を歩き、離島や地方の農山漁村の生活を記録に残すと共に村々の生活向上に尽力した。1953年(昭和28)、全国離島振興協議会結成とともに無給事務局長に就任して以降、1981年1月に73歳で没するまで、全国の離島振興運動の指導者として運動の先頭に立ちつづけた。また、1966年(昭和41)に日本観光文化研究所を設立、後進の育成にも努めた。「忘れられた日本人」(岩波文庫)、「宮本常一著作集」(未來社)、「宮本常一離島論集」(みずのわ出版)他、多数の著作を遺した。宮本の遺品、著作・蔵書、写真類は遺族から山口県東和町(現周防大島町)に寄贈され、宮本常一記念館(周防大島文化交流センター)が所蔵している。

「2022年 『ふるさとを憶う 宮本常一ふるさと選書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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