親子が輝くモンテッソーリの言葉 21の子育てメッセージ (河出文庫)
- 河出書房新社 (2019年5月1日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309416823
感想・レビュー・書評
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2歳の娘はまだ自分でやりたい!と言ってこないので、少し早かったかなぁ。もう少し成長したらまた読みたい。
遊びより仕事が好き、の章にあった「自分の意思で始めたことを持続して、全力で取り組み、達成したときに内面から生きる喜びや自尊感情が湧いてくる」ということは、忘れずに心に留めておきたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今までに読んだ"東大に入れる"みたいなものとは違って、淡々と書かれている。穏やかな波のような優しさを感じる。つい先日読んだ写真付きのモンテッソーリの本より良かったかもしれない。買っても良いかもと思った。
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モンテッソーリはフレーベルより100年後の人物で、フレーベルが主張した「遊びが最高の活動だ」よりも、子供は仕事を喜びとすると主張した人とのこと。21のメッセージからも子供の喜び、「私が自分でやる」との言葉の大切さ。「子どもは自分で自由に選んだときだけ、真剣に取り組み、何度も繰り返し、そうしながら集中現象を起こし、満足感や達成感をもって作業を終わる!」平易な言葉で人間の本質を点いている言葉の数々だと思う。フレーベルは「遊ぶための園」をつくり、モンテッソーリは「こどもの家」を創設した。つまり、仕事も含め生活する場なのだそうだ。至言だと思う。
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2019年5月読了。
この著者の著作は文春文庫に2冊入っていて、読むのは3冊目。既に個人でもあり、この本の中に際立って目新しい情報があるわけではない。モンテッソーリ教育の要点について、子育てに関心のある人向けに平易な表現と実体験に基づいて書かれている。
モンテッソーリ教育というといつも思い出すことがある。
とある研修の講師が「人は生まれた瞬間から自分で生きようとする意思があり、またそれに耐え得る能力があるように生を受けるわけだが、それを周りの大人と呼ばれる人たちが「あれはやっちゃダメ」だの、「これはこのようにすべきだ」だのと、「教育」の名を借りて思考や行動を制限しようとする。なんとなればそれを良かれと思ってやっている。そんなこんなでいつしか自由な発想を持っていた子供は、いつしか言われたことしかしないロボットになっている」、大意はこんなところ。
では、その逆張りで何でもかんでもさせるがままにしておけば良いのかというと、決してそうではなく、「教えながら、教える」という発想になるのがモンテッソーリ教育。
子供のお受験とかに躍起になっている(子供のお受験が自身の自己目的化している)親なんかを見かけると、何ともいたたまれない気持ちになるので、もしモンテッソーリ教育が「受験屋の片棒担ぎ」になっていたら実に嫌な気持ちだが、少なくとも自分の子供には自分で決めさせる、子供は子供の人生を歩いていきなよ、くらいに思っているので、モンテッソーリ教育の基本的な発想は自分にはある程度の納得感がある。
著者プロフィール
相良敦子の作品






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