死してなお踊れ: 一遍上人伝 (河出文庫 く 20-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309416861

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  • 図書館で衝動的に借りた。「無政府主義=アナーキスト」を自称するマルクス主義者による一遍上人評伝。同じ言葉なのに漢字表記だったりひらがな表記だったりと、表記が不統一で非常に読みづらかった。踊り念仏を実施するシーンで「フォー」などの根拠不明で意味のわからない擬態語がやたらに出てくるのも不快だった。一遍上人による仏教的な清貧思想と自身のマルクス主義的な私有財産権否定とを強引に重ね合わせただけの内容で、教義についての説明も一面的かつ中途半端なのもいただけない。

著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に『大杉栄伝 ―― 永遠のアナキズム』(夜光社)、『はたらかないで、たらふく食べたい ――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)、『村に火をつけ、白痴になれ ―― 伊藤野枝伝』(岩波書店)、『現代暴力論 ――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書)、『死してなお踊れ ――一遍上人伝』(河出書房新社)、『菊とギロチン ―― やるならいましかねえ、いつだっていましかねえ』(タバブックス)、『何ものにも縛られないための政治学 ―― 権力の脱構成』(KADOKAWA)など。

「2018年 『狂い咲け、フリ-ダム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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