居酒屋道楽 (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309417486

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  • 太田和彦『居酒屋道楽』河出文庫。

    今から約20年前に『小説新潮』に掲載された作品を中心とした居酒屋案内&エッセイ集。2006年に刊行された新潮文庫の同名作を加筆・修正・復刊ということから、読み始めて既読だったことに気付いた。

    読み返してみると、この頃の太田和彦の文章は椎名誠との交流もあったせいか、昭和軽薄体と呼ばれた椎名誠の文体を踏襲しているようだ。今の太田和彦の重味と趣のある軽妙な文章からは想像出来ない。

    趣きのある優良居酒屋を数多く知り、美味い肴と酒を知り尽くした太田和彦が、その中から選りすぐりの居酒屋を紹介している。単なる居酒屋案内に止まらず、居酒屋にまつわる歴史なども描かれている。

    加筆・修正された註釈によれば、今現在多くの居酒屋が廃業しているようだ。また、現在進行形の新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言による休業・時間短縮要請により、さらに多くの居酒屋が廃業の憂き目を見るのではないだろうか。時間差で、勤め人が給料や賞与カットなど新型コロナウイルスによる経済的な影響を受ければ、居酒屋から勤め人の足が遠のき、居酒屋はますます苦しくなるのは間違いない。いつの世も一番の苦しさを味わうのは下々の常なり。

    本体価格890円
    ★★★★

  • 街を歩き、歴史と人に思いを馳せて居酒屋を巡る。隅田川をさかのぼり、浦安で山本周五郎に浸り、幕張では椎名誠さんと飲む、またまた、山形・鶴岡では藤沢周平文学を訪ね歩く。なんと贅沢な酒の楽しみ方か。

  • たそがれ清兵衛のロケリポートが良かった。

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著者プロフィール

アートディレクター/作家。1946年、北京生まれ。長野県松本市出身。68年、資生堂宣伝制作室入社。89年、アマゾンデザイン設立。2000〜07年、東北芸術工科大学教授。本業のかたわら居酒屋探訪をライフワークとし、多数の著作、テレビ番組がある。おもな著書に『ニッポン居酒屋放浪記』『居酒屋百名山』『居酒屋おくのほそ道』『居酒屋かもめ唄』『東京居酒屋十二景』『居酒屋道楽』『月の下のカウンター』『居酒屋を極める』『ひとり旅ひとり酒』『飲むぞ今夜も、旅の空』『居酒屋と県民性』『酒と人生の一人作法』など。テレビ「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」(BS11)放送中。

「2022年 『日本居酒屋遺産 東日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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