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- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309418193
感想・レビュー・書評
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なんとも禍々しいタイトル……なのですが。案外と読み口はコミカルでライトな短編集です。ブラックではあるのだけれど、あまり殺伐とした感じはしないなあ。むしろ小気味よく愉快な印象。
お気に入りは「花束は大きく」。物語の流れが実に素敵でした。ラストの情景、そしてこの後どうなるのかが意味深なまま終わっているところも余韻が深くて印象的です。
「死体にも足がある」はひたすらに愉快、と言ってしまうのは不謹慎か? でも愉快としか言いようがないんですよねえ。まさかラストがこんな風になっちゃうだなんて!
「不法監禁」はどきどきさせられっぱなしの読み心地。とっても皮肉なラストだけれど。まあたしかに恐ろしいと思っちゃいますよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
未読のものを読めたのは嬉しいが、付録の既読のが面白い。
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律儀な殺し屋、凄腕の諜報員、歩く死体、不法監禁からの脱出劇、ゆすりの肩がわり屋……小粋で洒落た犯罪小説の数々。入手困難な文庫初収録作品を中心におくる、都筑道夫短篇傑作選。(アマゾン紹介文)
よくもまぁこれだけ思いつくもんだと、そのアイデアに感心する。
するんだけど、じゃあ面白いかっていうと…。もう一作、短編集を読んでみたいかな。 -
続刊待ってます!
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