たけくらべ 現代語訳・樋口一葉 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309418858

感想・レビュー・書評

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  • 祝復刊

    旧版
    たけくらべ 現代語訳・樋口一葉 :樋口 一葉,松浦 理英子,藤沢 周,阿部 和重,井辻 朱美,篠原 一 | 河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309407319/

  • ジャケ買い。樋口一葉読みたかった。
    訳本だから、どこまで原作のニュアンスが生きているか分からないけど、どの作品も良かった。
    以下、ネタバレ含む。




    「たけくらべ」
    とりあえず文学史で覚えるとしたら、これ。
    あと『ガラスの仮面』でストーリー覚えた。
    美登利という女の子の、正太に対する気持ちと、信如に対する気持ちが、うまく書き分けられていて、どこか“持てる者”としての傲慢が似合う。
    エンディングに花を持ってくる、映像的な清々しさというか、寂しさも良かった。

    「やみ夜」
    うらぶれた屋敷の主、お蘭が、いつの時点から直次郎を使おうと思っていたかで、印象が変わる。
    何をテーマにして良いか難しい作品だけど、不幸であって当然と感じている直次郎が、お蘭のために命をかけ、でも仕損じる所に意味があるような気がする。

    他、「うもれ木」「わかれ道」。

  • 原文でも読んでみたいなー

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著者プロフィール

1958年生まれ。78年「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞しデビュー。著書に『親指Pの修業時代』(女流文学賞)、『犬身』(読売文学賞)、『奇貨』『最愛の子ども』(泉鏡花文学賞)など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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