哲学のモノサシ 考えるってどんなこと? (河出文庫)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 75
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309419954

感想・レビュー・書評

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  • 『哲学のモノサシ』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/21541

    こんな本を読みました > 哲学のモノサシ(西研=著) - 教育出版
    https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/kou/kokugo/document/ducu2/cat4406/863.html

    西研Home Page
    http://www.nken.info/

    哲学のモノサシ | NHK出版
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000802601996.html

    哲学のモノサシ :西 研|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419954/

  • 著者の人柄が窺える書。哲学は時代を経てもあまり古くはならないことがよくわかる。

  • 哲学入門として、とても入りやすく、読みやすい本。
    聡明な子であれば、小学校高学年ぐらいから、大学生、もちろん大人にも、哲学の歴史の概要をつかみ、難しいと言われる現代哲学が何について考えているのか、その根幹の部分をしっかり学べる本だと思います。
    哲学は現代に近づけば近づくほど、前提が増えていき、著者が一体何のために、何について語ろうとしているのかが掴みにくくなっていきます。
    そして、そこをきちんと押さえていないまま、哲学書に向かっても、大量の語彙の前に迷子になってしまう、と自分は何度もそんな感じで挫折してきました。
    この本は、哲学者の訴える細部全てをカバーしきれているわけではないと思いますが、まず哲学という学問が一体どういう学問なのか。
    どのような歴史をたどって発展してきたか。
    そして、哲学者が積み重ねてきた思考の結果、現代の哲学は何について問題にしているか。
    という最も基本的な事柄について、簡潔かつ優しい文章で教えてくれます。
    なおかつ、哲学を学んでいる中で陥りがちな、虚無的な考えとの戦い方、また哲学者が、そうした考えにどのように対抗してきたかについても書いているので、哲学をかじってみたはいいけれど、行き詰まりを覚えている人は、読むと希望が持てるかもしれません。

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著者プロフィール

哲学者。京都精華大学社会メディア学科助教授。哲学者らしからぬ軽い風貌と語り口で若いファンを多くもつ。「普通の人々の心に届く新しい哲学を構築するのは彼しかいない」といわれる期待の学者。著書は、『哲学的思考』(筑摩書房)、『実存からの冒険』(ちくま学芸文庫)、『ヘーゲル・大人のなりかた』『哲学のモノサシ』(NHK出版)、『哲学は何の役に立つのか』(洋泉社新書y、佐藤幹夫との共著)など多数。現在、『哲学のモノサシ』シリーズを執筆中。

・もう一つのプロフィール……
だれに聞いても「怒った顔をみたことがない」という温厚な哲学者。学生からの人気はピカイチ。天才的頭脳の持ち主にしては「ちょっと軟弱」「貫禄がない」との評もあるが本人は全然気にしていないようだ。

「2004年 『不美人論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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