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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309419954
感想・レビュー・書評
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著者の人柄が窺える書。哲学は時代を経てもあまり古くはならないことがよくわかる。
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哲学入門として、とても入りやすく、読みやすい本。
聡明な子であれば、小学校高学年ぐらいから、大学生、もちろん大人にも、哲学の歴史の概要をつかみ、難しいと言われる現代哲学が何について考えているのか、その根幹の部分をしっかり学べる本だと思います。
哲学は現代に近づけば近づくほど、前提が増えていき、著者が一体何のために、何について語ろうとしているのかが掴みにくくなっていきます。
そして、そこをきちんと押さえていないまま、哲学書に向かっても、大量の語彙の前に迷子になってしまう、と自分は何度もそんな感じで挫折してきました。
この本は、哲学者の訴える細部全てをカバーしきれているわけではないと思いますが、まず哲学という学問が一体どういう学問なのか。
どのような歴史をたどって発展してきたか。
そして、哲学者が積み重ねてきた思考の結果、現代の哲学は何について問題にしているか。
という最も基本的な事柄について、簡潔かつ優しい文章で教えてくれます。
なおかつ、哲学を学んでいる中で陥りがちな、虚無的な考えとの戦い方、また哲学者が、そうした考えにどのように対抗してきたかについても書いているので、哲学をかじってみたはいいけれど、行き詰まりを覚えている人は、読むと希望が持てるかもしれません。
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