さわやかな朝がゆの味―高橋和巳コレクション〈5〉 (河出文庫)

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  • 河出書房新社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309420059

作品紹介・あらすじ

政治的理念や情勢論を拒絶し、人間としての思想原理を宣言した「孤立無援の思想」「葛藤的人間の哲学」などの代表的評論から、自らの生い立ち、戦時下の少年期、激動の青春時代、そして病いや酒の記憶などの体験を綴ったエッセイまで、全35篇。高橋和巳の思想と人生の全貌。

感想・レビュー・書評

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  • メモ
    人の寝ている時の姿というものは、一種の悲哀感なしには見られないものだが、その孤立無援、救いようのない断絶のかたちを、感傷を排してあえてしさいに観察するとき、そこにはなお、その人の意識の痕跡が絶妙な変化となって姿態のうちにひそめられているのを発見することがある。訪れこぬ眠りを誘いよせるためにはらわれた苦しい努力や、為すべきことを残しながらでもよいという安らかな呼吸、あるいはみずからの明日を疑わない堂々とした存在の存在性をいびきと体臭で主張し続けている姿などがそこにある。

  • 河出文庫

  • 烏兎の庭 第一部 書評 10.26.02
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/kaisoy.html

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著者プロフィール

1931年生まれ。1971年に39歳で早逝。短期間に膨大な名作を遺した天才的小説家。中国文学者。『悲の器』で第1回文藝賞受賞。著書に『憂鬱なる党派』『邪宗門』『日本の悪霊』『わが解体』ほか多数。

「2017年 『我が心は石にあらず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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