森の思想 (河出文庫 み 2-5 南方熊楠コレクション)

著者 :
制作 : 中沢 新一 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 184
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309420653

作品紹介・あらすじ

熊楠の生と思想を育んだ「森」の全貌を、神社合祀反対意見や南方二書、さらには植物学関連書簡や各種の論文、ヴィジュアル資料などで再構成する。本書に表明された思想こそまさに来たるべき自然哲学の核である。

感想・レビュー・書評

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  • 古くから日本人にとって森こそが神であり、精神的な土台であった。母なる森(自然)が常に在ることで包容感と安心感が生まれ、日本人特有の謙虚さと他者への想いやりが育まれる。
    『生態』のエコロジーは、『社会』のエコロジーと『精神』のエコロジーとの結びつきによって成立する。

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著者プロフィール

1867年、紀伊国(現在の和歌山県)に生まれ、1941年に同地にて没する。在野の民俗学者、博物学者、生物学者として知られる。
著書に、『南方閑話』(坂本書店、1926)、『南方随筆』(岡書院、1926)、『続南方随筆』(岡書院、1926)などのほか、全集や選集、書簡集など多くの文業が刊行されている。

「2018年 『熊楠と猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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