- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309460246
ドラキュラ ドラキュラ―吸血鬼小説集 (河出文庫)の感想・レビュー・書評
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タイトル通り吸血鬼のアンソロジー。スタンダードな吸血鬼もあるけれど、一捻りも二捻りもしたクセのある吸血鬼譚が多い。古色蒼然とした物語かと思えば実は現代作家の作だったり、外国の民話を採集したと言いつつ実は詩人の創作だったり、シュルレアリスムの映画のような不思議な話だったり...種村季弘さんの選は独特で面白い。メリメの『グヅラ』シュオップの『吸血鳥』ベレンの『吸血鬼を救いにいこう』ルカ『受け身の吸血鬼』そしてアルトマンの『ドラキュラ ドラキュラ』など気にいる話が多かったので、古本を探して買おうと思う。ヴェルヌの『カルパチアの城』は本来長篇とのことなのでこちらも読みたい。
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fukagawanatsumiさん『カルパチアの城』を元に作られたチェコ映画『カルパテ城の謎』もお薦めです(クソ面白い)。2017/07/16
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2012年04月13日読了→記事編集。
ジョン・ポリドリ「吸血鬼」目当てで買った、
吸血鬼をモチーフにした海外の小説集だが、
抄訳、重訳、作品の一部を切り取って翻訳したものも含まれる。
未読だったジュール・ヴェルヌ「カルパチアの城」は、
これを元に作られた映画『カルパテ城の謎』が大好きなので、
抜粋された一部分(第9章のみ)とはいえ、なかなか楽しめた。
また、ジャン・ミストレルの「吸血鬼」が意外にツボだった。
お膳立てといい展開から結末といい、わかりきった話なんだけど、
自分はこういう素朴な――というかベタな怪異譚が好きなんだなぁと
再確認。 -
※収録作品
「吸血鬼」ジャン・ミストレル/種村季弘
「グスラ(抄)」プロスペル・メリメ/根津憲三
「吸血鬼」ジョン・ポリドリ/佐藤春夫
「吸血鬼の女」E・Th・A・ホフマン/種村季弘
「カルパチアの城」ジュール・ヴェルヌ/安東次男
「吸血鬼」マルセル・シュオップ/種村季弘
「サセックスの吸血鬼」 コナン・ドイル/延原謙
「吸血鬼」 ルイージ・カプアーナ/種村季弘
「吸血鬼を救いにいこう」ベレン/種村季弘・橋本綱
「受身の吸血鬼」ジェラシム・ルカ/種村季弘・橋本綱
「ドラキュラ ドラキュラ」H・C・アルトマン/種村季弘 -
カバー絵 野中ユリ
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吸血鬼アンソロジー。ミストレルの話がお気に入り
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