長靴をはいた猫 (河出文庫)

制作 : 渋澤 龍彦 
  • 河出書房新社
3.50
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本棚登録 : 322
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309460574

作品紹介・あらすじ

「赤頭巾ちゃん」にしても「眠れる森の美女」にしても、本来は血なまぐさくて荒々しく、セクシャルで残酷な民話だった。ペローの童話はその味わいを残しながら、一方では皮肉な人間観察や教訓にみち、童話文学の先駆的作品となった…この残酷で異様なメルヘンの世界を、渋沢龍彦はしなやかな日本語で甦らせた。独特の魅力あふれる片山健の装画をそえておくる決定版ペロー童話集。

感想・レビュー・書評

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  • 澁澤訳なので 独自の世界観に期待した
    絵が素晴らしいアバンギャルドな時代背景を感じる

  • 伝承・口承で語り継がれていた物語が本来持っていたセクシャルで残酷な血生臭さ、荒々しさの味わいを多分に残しながら、一方では風刺や教訓に満ちた『ペロー童話集』を、澁澤龍彦の柔らかな文章に独特の画風を持つ片山健の装画を添えてみるとメルヘンを越えて幻想譚になる──。

    岩波文庫から出ている『完訳 ペロー童話集』が学術的な視点から忠実に翻訳されているのに対して、こちらはやはり芸術家肌と言うか審美的な訳し方がされていると思います。
    物語の空気感が違います。表題作『猫の親分あるいは長靴をはいた猫』のほか、裸になっておばあさん(狼)のベッドに入ってしまう『赤頭巾ちゃん』、『捲き毛のリケ』などを収録。
    『完訳 ペロー童話集』のほうには収録されている、韻文体で書かれた3作「グルゼリディス」「滑稽な願いごと」は割愛、「驢馬の皮」が散文体で翻訳されてます。これが澁澤テイストがよく出ていて、文体の違いを気にせず充分面白く読めると思います。

  • 非常に読みやすく、面白かった。
    挿絵がとてもいい。えろちっくで、中身のイメージを作ってしまう感じではあったけども、このイメージでいいのかい?赤ずきんとか。
    表紙かわいすぎ。

    • だいさん
      赤ずきんも眠れる森の美女も破瓜期である
      そのような挿絵はあまりない
      赤ずきんも眠れる森の美女も破瓜期である
      そのような挿絵はあまりない
      2015/07/18
  • 二十年以上ぶりに紐解く。まだ文庫といえば岩波か新潮くらいしか読むものはなく、だんだん文庫化が多くなった時代のころ。澁澤といえば、中学の頃は、なけなしのお小遣をためて、またあの素敵な装丁をなんだかこそこそ買っていたのを思い出す。
    本に何も書かないほうなのに1989の一月の日付をスタンプしている(笑)
    引っ越す度にでも古本にだしていないのは、文庫だからかしらん。

    挿絵もよく、女の子だった私には馴染みの多いものでしたが、これを読んだときは、教訓が面白かったのを思い出します。 まさか刺繍を再開しはじめてまた手にとるとは思わなかったけれど…。
    近々またお墓参り行こうっと。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「挿絵もよく」
      片山健の耽美な絵にドキドキしました。大和書房の「夢の王国」シリーズは、画家が本当に素晴しかったですね、、、と文庫じゃない話を...
      「挿絵もよく」
      片山健の耽美な絵にドキドキしました。大和書房の「夢の王国」シリーズは、画家が本当に素晴しかったですね、、、と文庫じゃない話をしてしまう猫でした。。。
      2012/10/22
  • 面白い

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      片山健のイラストが妖し過ぎて凄い。
      片山健のイラストが妖し過ぎて凄い。
      2012/12/08
  • 猫の親方カッコよすぎ

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「猫の親方カッコよすぎ 」
      仰言る通りですね。しかし片山健画伯のイラストが、、、艶かしくて、、、思わず赤面。。。
      「猫の親方カッコよすぎ 」
      仰言る通りですね。しかし片山健画伯のイラストが、、、艶かしくて、、、思わず赤面。。。
      2012/10/01
  • 澁澤龍彦 訳

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      片山健のイラスト勝ち
      片山健のイラスト勝ち
      2012/07/07
  • 9つの短編が収録された1冊。欲深く残酷で生々しい人間たちの姿がぎゅっと詰まっている。それぞれの物語の最後に書かれた教訓が今現在も変わらず通ずるものがありなかなか読み応えがある。少しの時間で読めるので忙しい方に。

  • (「BOOK」データベースより)amazon
    「赤頭巾ちゃん」にしても「眠れる森の美女」にしても、本来は血なまぐさくて荒々しく、セクシャルで残酷な民話だった。ペローの童話はその味わいを残しながら、一方では皮肉な人間観察や教訓にみち、童話文学の先駆的作品となった…この残酷で異様なメルヘンの世界を、渋沢龍彦はしなやかな日本語で甦らせた。独特の魅力あふれる片山健の装画をそえておくる決定版ペロー童話集。

  • 空いた時間で読めるお手軽さに加え、既出の通り片山健氏の挿絵の出現に思わず笑みが零れる。ちょっとした贅沢な時間。多少クセはあるが、時間と気持ちに余裕がある時に広げてしまいそうな一冊。わざわざの教訓がキュート。

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