ホームズ贋作展覧会 (河出文庫 532A)

制作 : 各務 三郎 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 60
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309460635

感想・レビュー・書評

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  •  河出文庫版と講談社文庫版の両方を古本屋で購入して所持していました。
     中身は同じです。
     ちなみに、河出文庫版の文字組は43字×19行 293ページ。
     解説は、巻末に各務三郎さんの4ページ程度。
     その半分以上が著者の生没年と各短編の原題と初出データ。
     各作品についての解題・解説はありません。
     ちょっと味気ない解説です。
     もう少し詳しい解説が欲しいところです。
     こういうパスティーシュ集を読むような読者は知識欲も豊富なので、蘊蓄のような解説を好むのではないでしょうか。私だけ?
       https://diletanto.hateblo.jp/entry/2019/05/18/210450

  • ホームズ贋作展覧会、というタイトルと裏表紙から勝手にホームズのパスティーシュのアンソロジーかな?と思っていたら意外とそうでもなく、ホームズ役とワトソン役が登場する別のミステリーだったり、異星人の視点からホームズとシェイクスピアについて間違った考察をしまくるSF(!)作品まで色々詰め込まれている。「引き立て役委員会の不快な事件」はラストにおおっ!となった。気になる点を一つ上げるとすれば、ホームズにきちんとリスペクトが払われている作品と「無敵の探偵」であるホームズを茶化している作品が混ざっているところだろうか。純粋なホームズファンが読んだら少しビックリしそう。余計なお世話かもしれないけど...

  • ドイルの新作か?と言われた偽作品収録含む(面白い)。面白い作品とそうでないものあり。ポンズ物は面白かった。

  • 『指名手配の男』コナン・ドイル
    偽造小切手犯の男がアメリカに逃亡。先回りしたレストレード警部は船を捜索するが、確かに乗船したはずの男が消えた・・・。

    『珍本「ハムレット」事件』ヴィンセント・スターリット
    シェークスピア研究家が友人から借り受けた貴重な「ハムレット」を強奪された。犯人は友人がつけてくれた護衛の召使たち・・・。

    『狙われた男』スチュワート・パーマー
    自分が狙われているとホームズに捜査を依頼してきた男。男の弟と事件の関係。

    『コデイン(7パーセント溶液)』クリストファ−・モーリー


    『消えた貴婦人』アガサ・クリスティ
    夜中に暴れる女。ダイエット。

    『怯える準男爵』オーガスト・ダーレス
    幽霊に怯える準男爵。ソーラ・ポンズの推理。

    『テルト最大の偉人』アントニー・バウチャー
    宇宙人が書いたシャーロック・ホームズの報告書。

    『〈引き立て役倶楽部〉の不快な事件』W・ハイデンフェルド
    各名探偵の相棒たちが推理を展開。最後にワトスンに送りつけられた手紙の差出人は・・・。

    『名探偵誕生』マーク・トゥエイン

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