猫文学大全 (河出文庫 807A)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309460673

感想・レビュー・書評

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  • 柳瀬尚紀氏の死去に伴い、屋根裏から探すのは大変なので、図書館から借りた。

  • 英文学者で猫好きの柳瀬尚紀氏の編訳による猫文学の豪華アンソロジー。ハックスレ-、サキ、サルトル…ピカソ、シャガール、クレー…挿絵も名画ぞろい。文庫化するにあたって「入念に櫛を入れて毛づくろいをした」という。
    16篇は、詩からミステリー、ファンタジー、また小難しい?けど面白い傑作も味わえます。(笑)
    ギャリコは、猫文学の金字塔『ジェニィ』からの抜粋で、読んだことあったけれど、
    サルトルの『自由への道』となると、この猫に関する記述でもなければ、私には、およそ思いもよらなかった作品でしょうね。アンソロジーもいいものです。
    ルイスのアリスや、ジョイスの難解な作品を訳したり、ややブラックな味わいのあるロアルド・ダールあたりも多く扱っていらして、また‘猫の日’制定に携わった猫好き柳瀬氏らしいなと思われる一冊ですが、これまた絶版でした。

  • 猫にまつわる作品集。
    もう手に入らないかもしれませんが猫好きの人は古本屋なんかで見つけたら「買い」です。

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著者プロフィール

1943年根室生まれ。翻訳家・英文学者。著書に『日本語は天才である』『ユリシーズ航海記』など。訳書に、ジョイス『ユリシーズ1-12』『フィネガンズ・ウェイク』、ダール『チョコレート工場の秘密』など。

「2020年 『リスからアリへの手紙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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