閨房哲学 (河出文庫―マルキ・ド・サド選集)

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 98
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309460963

感想・レビュー・書評

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  • サドに出てくるサディストは、どいつもこいつも説教臭い。自分の欲望を正当化するために、いろいろと理屈をつける。
    サディストの快楽というのは、身体的なものではなく、脳的なもの。社会規範に逆らうことで感じるから。(もちろん、一概にそうとは言えないけどね)
    母娘の関係を執拗に引き裂こうとするサドって何かトラウマあるんだろうか? 

  • この本も抄訳。4人の登場人物の会話体のみで成り立っているので、戯曲の様に読める。道楽者ドルマンセが道徳、美徳、宗教、イエス・キリスト、それから裁尾についての考え方をサドの思想の代弁者として若い娘ウージェニーに教える。サドは18世紀の人間だが、その思想は、何て現代的なのだろう。最後の場面、母親の前門と後門を娘のウージェニーが赤い糸で縫い付ける場面に、三浦悦子さんの人形を思い浮かべた。

  • やっぱマルキ・ド・サドはすごい過激だね。
    神を否定し、悪徳を奨励し、殺人をも肯定する。
    普通の人が読んだらまず嫌悪感を示すと思われるが、そもそもそういう人はこの本を手に取ることなど、人生のうちでないだろう。
    もっと物理的に性的な行為が行われるのかと思ったが、抽象的な過激な思想について書かれた本だった。かなり過激な内容に思えたが、同意するわけじゃないけど、サドの深い考え方に感銘を受けた。
    これだけ過激な考え方をしてたら、そりゃバスティーユ牢獄やら精神病院に入れられるわ(笑)
    この本読んでると、若い人たちがあいつビッチだなんだ言ってたり、ヤることしか考えてねぇのかよみたいな発言が非常に陳腐に思えてきてしまう。(もうこの時点で毒され気味笑)
    とりあえずこの本は友達には読んでほしくないし、誰にも薦めたくはないな(笑)
    自分の人生で閨房哲学好きとか、サド好きとかいう人間に出会うことはあるのだろうか。いたらめっちゃ会いたい。特に女性。

  • 途中から長ったらしい文章に辟易してくるけれど、サドの思想を簡単に知りたいならこれを読むのが一番よかろう。

    母親に対する仕置きにて、前門と後門を糸で縫う描写はなかなか。

  • [ 内容 ]
    快楽の法則の信奉者、遊び好きなサン・タンジェ夫人と、彼女に教えを受ける情熱的な若き女性ウージェニー。
    そして夫人の弟ミルヴェル騎士や、遊蕩児ドルマンセたちがたがいにかわす“性と革命”に関する対話を通して、サドがみずからの哲学を直截に表明した異色作。
    過激で反社会的なサドの思想が鮮明に表現され、読む者を慄然とさせる危険な書物。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ドゥルーズはサディズムの論証的機能について論じているが、この書も『ジュスティーヌ』と同じく、その背徳の論証を登場人物に担わす。

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