シャーロック・ホームズの私生活 (河出文庫 ス 1-1 ホームズコレクション)

著者 : ヴィンセント・スタリット 小林司 東山あかね

• 河出書房新社 (1992年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[bvboさんの感想 · 2012年7月4日]

海外のホームズ物語研究書。全11章からなるホームズ研究書。原作から抜粋された「語られざる事件」や「マーサ・ハドスンの孤独な冒険」のハドスン婦人の章が興味深い。「さまざまな顔」では劇場版・映画版ホームズなどを紹介。（しかしながらホームズはシドニー・パジェット画がやはり最高だと思う）一番好きなのは二人の関係を書いた「私生活」の章ですが。「…彼らを愛する万人のために二人は今なお生き続けてる。いつまでたっても1895年である心の中のロマンチックな部屋の中に、またなつかしい心の故郷の中で彼らは生き続けているのだ」
原作を読み返しながらまた楽しめる一冊。

[きょうすけさんの感想 · 2011年11月28日]

著者と訳者、特に後者の注釈が多くてページを行ったり来たりさせながら読んでいました。ホームズが書き記したであろう論文のタイトル一覧とか、ワトスンが未だ発表してない事件のタイトル一覧など、いろいろ詳しく載っていて面白かったです！