イーディスの日記 上 (河出文庫 ハ 2-5)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461090

感想・レビュー・書評

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  • 1977年に刊行された、ハイスミス後期の長編小説。
    著者の作品はサスペンスに分類されることが多く、本書も確かにカテゴライズするならばサスペンスなのだが、上巻を読んだ限りでは一般文芸に近い印象を受ける。代表作でもあるリプリー・シリーズのように、はっきりとした『犯罪』が行われていないからだろう。
    但し胸糞の悪さは一級品で、ここ数年流行っている『イヤミス』が可愛らしく見えるほどw

  • 厳しい現実から目を逸らすため、幸せに満ちた内容の偽りの日記を書き始めたイーディス。夫が最低。不倫した挙げ句、その不倫相手を「素敵な女性だからきっと君も好きになるよ」とか言って妻に会わせる神経が信じられん。しかも寝たきりの叔父をイーディスに押し付け、離婚とかもう男として、いや、人としてどうよ。不倫相手の女もどうかしてるよ。不快感しか沸かない一冊。

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著者プロフィール

1921-1995年。テキサス州生まれ。『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』が映画化され、人気作家に。『太陽がいっぱい』でフランス推理小説大賞、『殺意の迷宮』で英国推理作家協会(CWA)賞を受賞。

「2022年 『水の墓碑銘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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