見えない都市 (河出文庫)

制作 : Italo Calvino  米川 良夫 
  • 河出書房新社
3.69
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本棚登録 : 739
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462295

感想・レビュー・書評

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  • 薄い本なのに、ようやく読み終えた。初イタロ・カルヴィーノ。延々と続くマルコ・ポーロのホラ話?詭弁?に付き合わされて、ワクワク、ドキドキ、ハラハラなんてしない。どこから面白くなるんだ、これ?って感じで終わっちゃったジャン。俺には高尚過ぎたようだ。(T.T)

  • 2008年10月12日~14日。
    むむぅ。
    とっつきにくかった。
    凄く面白い箇所もあるので、これはもっと時間を掛けてゆっくりと読むべき本かな。
    機会があったら再読してみるか。

  • どのページから読んでも面白いと思う。

  • 現代イタリア文学を代表し、今も世界的に注目され続けるカルヴィーノの名作。ヴェネツィア生まれの商人の子マルコ・ポーロがフビライ汗の寵臣となって、さまざまな空想都市の奇妙で不思議な報告を行なう。七十の丸屋根が輝くおとぎ話の世界そのままの都や、オアシスの都市、現代の巨大都市を思わせる連続都市、無形都市など、どこにもない国を描く幻想小説。

  • マルコポーロがフビライ汗に訪れた空想都市の報告を行うという内容。
    魅力的なのは、その報告内容である。ページを捲るごとに、次はどんな都市が報告されるのかと期待してしまう。
    55の都市が報告されるのだが、住みたい、あるいは憧れるような都市は残念ながらなかった。いわゆるユートピアはついに出てこなかった。
    どんな都市にも明暗があることを示唆しているようであり、筆者の文明論が述べられているようでもある。
    まるで、詩を読むように、音楽を聞いているように、空想に浸った後に訪れるような読後感が味わえる。

  • マルコポーロがフビライハーンに自分が訪れた?不可思議な都市を報告する話。

    一つ一つの都市が幻想的で怪奇でいつの時代のどの場所なのかと想像が巡ります!

    何度でも読める本で何回読んでも良い本の一つだとも思います。

    もう少し自分が年をとったら読んでみたいと思いました。

  • この本の好きなところはどこかと聞かれるとすごく難しいけど、決して難しい理由じゃない。幻想小説はたいがい安易だけど、これはそうじゃなくてあるべき形ができてます。”物語”というやつがなくて、"詩"です。昔は疲れてほったらかしにしてたけど、良い本です。

  • 幻想的で個性のあるいくつもの都市が魅力的。
    カルヴィーノのベストだと思う。

  • モンゴル帝国元朝の皇帝フビライと「東方見聞録」のマルコ・ポーロとの対話のなかで、マルコが実際に行ったり見聞きした都市の様子を伝えていく。ところが、ほとんどすべて実際には存在しないマルコの創作。マルコの話をきいているという構図なら、読者はフビライになって耳を傾ける。Googleマップがないのが幸い、そんな都市があるのか、そんな都市の生成と変化があるのかとわくわくしながら。

  • 旅行がしたくなる一冊。マルコ・ポーロが訪れた諸都市の様子を、フビライ汗に語るお話。語られる都市が現実にあろうがなかろうが、絵も写真もないのに言葉だけで、聴いたフビライ汗はその諸都市を想像できる楽しみ。その楽しみを読者も疑似体験できます! ないと分かっていても楽める人間の想像力の力を体験いたしましょう!(感想人は無責任な人間です。でもこの本は楽しいですよ。いつか旅行してみたいなあ)

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著者プロフィール

1923年キューバ生まれ。両親とともにイタリアに戻り、トリノ大学農学部に入学。43年、反ファシズム運動に参加、パルチザンとなる。47年、その体験を元に長篇『くもの巣の小道』を発表、ネオ・リアリズモ文学の傑作と称される。その前後から雑誌・機関誌に短篇を執筆し、49年短篇集『最後に鴉がやってくる』を刊行。エイナウディ社で編集に携わりつつ作品を発表、一作ごとに主題と方法を変えながら現代イタリア文学の最前線に立ち続ける。主な長篇に『まっぷたつの子爵』(52年)『木のぼり男爵』(57年)『不在の騎士』(59年)『見えない都市』(72年)『冬の夜ひとりの旅人が』(79年)などがある。85年没。

「2018年 『最後に鴉がやってくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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