銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

制作 : 安原 和見 
  • 河出書房新社
3.85
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本棚登録 : 2092
レビュー : 264
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462554

作品紹介・あらすじ

銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと"ガイド"-。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 「よろしければ、あなたの人格上の欠陥だって小数点以下十桁まで正確に計算してさしあげますよ」

    最高!
    最高!
    最の!高!
    めっちゃ面白かったーーーー!!
    最初、場面の切り替わりと人物に慣れるまで少しかかったのだけど、乗ったら面白くて面白くて、吹き出してしまうのがわかっていても外でも読まずにいられなかった。
    はーー面白かった!
    展開も台詞も鮮やか。
    続きが楽しみ!

  • またひとつ、電車で読んではいけない本が、増えてしまった。

    宇宙を漂う、へんぴな青緑の冴えない星の片隅で、消え入りたくなることがあっても、私ひとりくらいダメな奴がいてもいいやん、ほら宇宙って広いんだし。

    と、思えるかもしれない。
    思えないかもしれない。

    どっちでもいいけど、この小説のシロナガスクジラはいいやつだ。

  • 2013年9月5日読了。銀河ハイウェイ建設工事のための立ち退き要求により蒸発した地球最後の生き残り・アーサー。頼りになるのはたまたま(!)地球に滞在していたベテルギウス人フォードが持っていた宇宙的ベストセラー「銀河ヒッチハイク・ガイド」のみ・・・!スラップスティックSFの名作、とあり、矢継ぎ早に繰り出されるくだらないSF脱力系ギャグの数々には「抱腹絶倒」というより終始苦笑しながら読み進んだ。ただ、こういういかにもイギリス的な馬鹿馬鹿しいギャグを宇宙的規模で・本格SFの作法に則って連ねていくこのノリは意外と癖になり面白い。続編も多く刊行されているようで、この話がいったいどこに着地するのか(着地せずにダラダラ進むのだろうが・・・)、いずれ読んでいきたい。

  • 作者のダグラス・アダムスが絶滅機種を訪ねた旅行記「これで見納め」が超絶面白かったので、
    https://booklog.jp/item/1/4622076160
    代表作である「銀河ヒッチハイクガイド」に手を出してみた。


    ***
    アーサー・デントは自分の家と大きな黄色いブルドーザーの間に横たわっていた。
    役人は言う。「あなたの家はバイパス建設のために取り壊しが決まっているんですよ。半年も前から市役所地下倉庫キャビネットの中のファイル公示しておいたでしょ。見ていない?あまりにも周りの事に興味を持たなさすぎたあなたの不注意だ」
    30分後、ヴォゴン星の銀河超空間土木建築課の破壊光線が地球に狙いをつける。ヴォゴン星人は言う。「地球は銀河バイパス建設のために取り壊しが決まっているんですよ。50年も前からアルファ・ケンタウリにある出張所に公示しておいたでしょ。見ていない?あまりにも周りの事に興味を持たなさすぎたあなたの不注意だ」
    地球が破壊される30秒前に、アーサー・デントはヴォゴン星人の宇宙船に密航していた。アーサーを助けたのは友人のフォード・プリーフェクト。15年間売れない役者をやっている振りをしたベテルギウス(英語だとビートルジュース。カブトムシ汁)星系の宇宙人で、銀河で一番売れている本、『銀河ヒッチハイク・ガイド』現地調査員だったのだ!
    銀河ヒッチハイク・ガイド!銀河を快適に格安で旅するためのお友達、表紙に『パニクるな!』と書いてある。
    しかし今回フォードがヒッチハイクに選んだヴォゴン船はヒッチハイカーには手厳しい。
    ヴォゴン星人の宇宙船から野蛮に放り出されたアーサーとフォードは、窒息死する予定の1秒前に突如現れた宇宙船、無限不可能性機能を備えた<黄金の心>号に拾われる。
    乗っているのは、ゼイフォード・ビーブルブロックス と、ガールフレンドのトリリアンと、鬱症ロボットのマーヴィン。
    ゼイフォード!二つの頭と三本の手を持つ、元銀河大統領。銀河大統領の仕事は、とにかく派手なパフォーマンスをすること。政治なんてやってはいけない、それをしている者たちを隠すのが銀河大統領だ。そしてトリリアンは地球人。少し前に地球に立ち寄ったゼイフォードにナンパされて銀河ヒッチハイクに出ていた。地球が破壊された今では、アーサーと二人で生き残った最後の地球人。
    しかしゼイフォードはいまでは追われている。<黄金の心>号の着工式の場から、この船を奪い取ったため、銀河大統領に”元”が付き、いまではお尋ね者。
    快楽主義の詐欺師ゼイフォードは、まさしく銀河大統領に相応しかったが、どうやらなにか目的があり、それを隠すために自分で自分の脳に封印を掛けたらしい…。

    <黄金の心>号は、かつて栄えて今は眠り続ける星、マグラシアに降り立つ。
    そして地球に関する驚愕の事実を知る。
    地球上の生命体で、人間は三番目に賢い。二番はイルカ、そして一番賢く地球創立に関わったのはなんとネズミ!
    ネズミとマグラシア人が地球を作った理由とは?
    遥かな昔、宇宙の根本の謎、「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」を知るためにスーパーコンピューターが作られた。750万年かかって導き出した答えは、「42」。
    「42」?!
    これを750万年間待ち続けた宇宙中に公表するのか?だれた認めるものか!
    そこでスーパーコンピューターは再度答えた。それでは「究極の答え」に対応する「究極の問い」を計算するさらに優れた巨大コンピューターを設計しましょう。その巨大コンピュータの名前は「地球」です。

    そして宇宙人たちはまたもや究極の問いの答えを待ち続けた。
    しかしその答えが出ることを止めたがる者たちもいた。
    そこで彼らは「宇宙バイパス建設のため」といって地球を破壊してしまったのだ…。

    一難去ってまた一難、前門の虎後門の狼、焼けたフライパンから逃げたら茹だってるお鍋に落ちちゃった?
    こうして始まったハチャメチャ銀河ヒッチハイク、どこまで行くのか?!…あ、その前にお腹が空いたから、このあたりで一番近い宇宙の果てのレストランへ連れて行っておくれ!(→シリーズ2作目へ続く)

  • 生命、宇宙、そして万物について750万年の計算の末に到達した究極の答え「42」!読み始めて数十ページでこりゃ絶対イギリス小説だなと確信できる、シュールでナンセンスなSFコメディ。序盤で地球は宇宙バイパス工事のために破壊されちゃいました。さよなら人類、だけど一人を除いてね。この世界では『ギャラクティカ大百科(何て胡散臭い邦訳だ)』より売れてて評判の高い書物『銀河ヒッチハイク・ガイド』はさながら現代のウィキペディア…というよりむしろアンサイクロペディアだなこれ。馬鹿馬鹿しいけど偏愛したくなる一冊です。

  • 生命、宇宙、その他諸々に関する究極の問いの答えは…??SiriやGoogleも答えてくれる有名なこの質問はこの本が元ネタです。

    シュールで軽快なブリティッシュジョーク満載で、終始楽しく気楽に読めます。裏を返せば、そういう翻訳もの特有のジョークのノリが苦手な人は完全にムリかもしれないけど……私はかなり楽しく読めました。

    冒頭、ハイウェイ建設のために主人公の家が壊されることになり、突然ブルドーザーが家にやってきて大騒ぎになるシーン、私はこの時点で面白くてハマりました。

    宇宙の広大さを思うと、自分の悩みは大したことないように思えてきますね。困難に直面してもその場を楽しく前向きに切り抜ける方法を教えてくれるような、楽しい本でした。続きを読みたい。

  • 英国製おバカSF。あとがきを読めばいろいろ「ふむふむ」と思うところしきり。でも、この本が最初に書かれたのが1979年(日本ではガンダムが始まった年)というから、そのセンスの全く古びていないことにびっくりだ。いわゆる「ハチャメチャSF」の元祖といっていいと思う。これに影響を受けた作品は洋の東西を問わないのではないか。
    モンティ・パイソンや「宇宙船レッド・ドワーフ号」シリーズなんかが好きな人向け。けっして真面目な人は読んではいけません(笑)。

    補足。
    絶版になっている新潮文庫版(風見淳訳)は旦那が持っていた。"DON'T PANIC!"は「うろたえるな!」と訳されているそうです。

  • ある日突然、銀河バイパス建設のため消滅した地球。地球人最後の生き残りアーサーは、宇宙人フォードとともに宇宙でヒッチハイクするハメになる。そんなあらすじを読み、「21エモン」みたいな話かなと思ったのですが全く違いました。
    有名なSF作品で、元々はラジオドラマ、そして映像化もされているとのことですが寡聞にして知らず、タイトルに惹かれて手にしたのです。読んでみるとシュールでナンセンスなコメディでにやりにやりとしている間に読み終えました。そしてシリーズ物だと知ったのです。しかし小さなエピソードの積み重なりですので、この話だけでも楽しめます。そのエピソードのどれもが皮肉に満ちていて、妙な倦怠感さえも快楽に思えたのです。これがイギリスコメディの味なのですかね。
    何となく手にした本が面白いというのは幸せこの上ないできごとですので、今後も直感に頼り本を選んでいきます。

  • エゲレス様の高度なジョークは俺なんぞには理解できないかと思っていたが、純粋に楽しく読めた。すごい馬鹿馬鹿しいけど面白い。超弩級だが肩肘張らないSF。

  • いきなり地球がぶっ壊されるという衝撃の展開から始まる銀河を冒険する物語。
    もーのすごくシュールでシニカルで、思わず笑える。
    かなり最高です。傑作と言われる意味がわかった。

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プロフィール

1952-2001年。英ケンブリッジ生まれ。1978年BBCラジオドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」脚本を執筆。翌年、同脚本を小説化し大ベストセラーに。モンティ・パイソンの脚本に携わっていたことも。

「2018年 『長く暗い魂のティータイム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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