銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462554

感想・レビュー・書評

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  • 終始おふざけ。とにかく軽い。
    超知性などのSF的な要素を絡めつつ面白おかしくかかれた感じの小説です。
    ところどころ意味不明だけどそこはサラリとスルーして大丈夫だと思います。
    主人公の家が壊される同じ理由で地球が壊されるとか、ブルドーザーの運転手との交渉とか最初の展開からしてすごく面白い。
    知らずに読んでたけど、Googleの検索機能で一躍有名になった『生命と宇宙、その他全体の答え』の元ネタなんですね。

    あ、ちなみに得るものはあんまり無いですw
    強いていえばイギリスのユーモアセンス?
    いい意味で完全にエンタメ小説です!

  • SFコメディー。

    ユーモアってこういうことなんでしょうと把握してます。

  • 先日、ジャック・リッチーの文庫を読んでいて、
    後ろのところの、河出文庫その他の本の紹介のところで
    気になったから、手にとって読んでみた。

    決め手は「面白くない本がシリーズ化している訳がないよね」
    と言う軽い気持ちで!

    あーあ、こんなに楽しい本、
    今まで全然知らなかったと言うのが
    恥ずかしく、残念だけれどしょうがない。
    (今はもう知ることが出来たんだから気を取り直して!)

    主人公アーサーは道路のバイパス工事で
    家が取り壊される事をその日の朝に思い出し…

    そのころ地球も銀河バイパス工事の為
    壊される運命に…

    仲よくしていた友達、フォードに助けられ、
    宇宙に逃げた二人。

    フォードは実は地球人ではなく
    他の小さな惑星から来た
    あの(!)銀河ヒッチハイク・ガイドの現地調査員であった。

    アーサーの家を取り壊しに来た男の先祖は
    チンギス・ハーン

    銀河ヒッチハイカーにおけるタオルの意味とは

    宇宙で三番目に恐ろしいヴォゴン人の詩の朗読
    (一番目は…)

    重度のうつ病ロボットのマーヴィン

    どうでもいい、だけど心から面白いエピソードのオンパレード

    SFは製作するにあたって、辻褄合わせと言うか、
    そういうのが一番難しいのでは?と常々思っていたが、
    (「スター・ウォーズ」なんかも苦労してそうだもの)

    この本では何か重大なところでも、
    「とにかく偶然が重なってこうなった」ときっぱり。
    その辺は適当と言うか何と言うか…

    皮肉でユーモアがあって、いかにも英国的な面白さ。

    私も銀河をヒッチハイクしたい!

  • 「人生、宇宙、すべての答え」が知りたくて読み始めた。

    いやはや、笑った。といっても、爆笑とは違うのだ。なんというか、「ふ、ふはっ」みたいな変な笑い。ああ、大好きだ。

    たとえば、自宅がバイパス工事のために取り壊されようとしている。大変だ!と思っていたら、自宅どころか地球がバイパス工事のために取り壊されてしまう。
    ……どうです、この出だしからして、著者の素晴らしいセンスを感じるでしょう(笑)
    全編を通して、こんなふうに次から次へと突拍子もない筋書きが襲ってくる。もう何が来ても驚かないぞ、と一章ごとに決意するのだが、次のページをめくるとたちまち度肝を抜かれる展開に。もはや科学的考証の正確さなんて問題にする気も起きず、ただただ頬の筋肉を痙攣させるばかりである。

    鬱なロボットマーヴィンのキャラクターが光っている。「人生」マーヴィンは言った。「わたしに人生を語らないでください」

    読み終わってブクログに登録しようとしたら「バカ」なるタグが付けられているのを発見、またにやりとしてしまった。そう、バカである。紛れもなく、バカである。モンティ・パイソン的なノリがお好きな方は、間違いなくツボにハマるかと思われます。続編も楽しみ。
    DON'T PANIC!

  • なんというか、ものすごいアタリだった。
    こういうアタリに出会えるとすごくうれしい。
    しかも、ブックオフの百円である。

    およそ、三十年ほど前にかかれた海外SFコメディだが、
    コメディではあるけれど、ストーリーはしっかりしているし、
    伏線だってしっかりと張られている。
    コメディも、著者の言い回しによる技巧や、
    あるいは、登場人物たちのユニークさによって、
    つくられているので、なんというか、下品な感じがまるでない。
    下品なのは下品なので好きなのだけれども。

    ストーリーとしては、
    突如として地球が滅び、地球人のアーサーが、
    フォードを始めとするユニークなメンバーに振り回され、
    次第に宇宙にすら振り回されるという、
    とにかく振り回され続けるというもの。

    読者を飽きさせないための工夫もされており、
    文章も平易で読み易く(ここがすごく重要)、
    それでいて現代でも普通に面白いからびっくりだ。

    SFと時代小説は全然読んだことないのだけれども、
    そっちの方面もそのうち読み進めていきたいものだと思う。

    しかし、これ続き気になるな。
    シリーズもので、どうにも5作あるらしく、
    4っつめからはラブコメディになるという。

    とはいえ、この頃はブックオフの100円コーナーでしか買わないし。
    なんというか本との巡り合わせって感じでいいな。
    電子書籍もいいけれど、やっぱり、断然紙の本だぜ!!と思ってしまう。

  • 英国のSFナンセンス小説。鬱病ロボット「マーヴィン」が好きだ。

  • ネタバレ:42

  • 読んでいて意味がわからなく頭がおかしくなりそうだったが、不思議とページを読む手が止まらなかった。50年ほども前の本だとは思えない斬新な話で、タイタンの妖女を読んだときと同じような衝撃を覚えた。

  • いい意味でしょうもなかった。
    バカでかい数字の確率、超主観的な『銀河ヒッチハイク・ガイド』、魚を入れて翻訳すること、…
    汎銀河ガラガラドッカンも飲んでみたい。
    デジタル時計を買って遅れた人間にでもなろうか。

    というか、『銀河ヒッチハイク・ガイド』自体購入できるものならしたいね

  • 癖になる面白さ!

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著者プロフィール

1952-2001年。英ケンブリッジ生まれ。1978年BBCラジオドラマ「銀河ヒッチハイク・ガイド」脚本を執筆。翌年、同脚本を小説化し大ベストセラーに。モンティ・パイソンの脚本に携わっていたことも。

「2022年 『これが見納め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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