エドウィン・マルハウス (河出文庫)

  • 河出書房新社
3.85
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本棚登録 : 914
感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (532ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309464305

感想・レビュー・書評

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  • ミルハウザーはやっぱり少し苦手かもしれないなぁ。ミルハウザーの処女作とのこと。

  • 『ご本、出しときますね?』で紹介された本。「憧れの人やスーパースターにまつわるオススメの一冊」

  • 文学

  • 子供の感性で克明に書かれ、明るいできごとも暗いできごともそこにあるかのように描写される。しかし書き手の言明を素直に受け入れ難い部分もあり、想像の余地が多分にある。おもしろい。

  • 2016-6-18

  • この本が響いたのか?響かなかったのか?
    まだ分からない。
    なので感想書くところまで消化できない。
    消化するためのなにかが足りない(己に)。

  • 初めは読みづらかったけど、後半になるにつれ止まらなくなった。
    自分の子どもの頃の、湿った手のひらに匂い玉がくっつくことや額に張り付く髪の毛や、セーターが首にチクチク当たることや鼻水が出てくるのにティッシュもハンカチも持ってないと気付いたときのことや、そういった些細な、ネガティヴな記憶が蘇った。

    終始熱に浮かされてるような感じ。訳者あとがきにもあるように、「天才作家」と呼びながらも実はこれっぽっちもそんな事思ってない主人公の自我が滲み出る仕組みになっている。
    渦中ののシーンは、冗談で終わらせようとしてたのはエドウィンの方で、それを許さず天才作家の人生を完成させたかったのはジェフリーなのかなとか思うとぞっとした。
    ラストの、マルハウス一家の後に越してきた家の少年に興味を抱いて終わるのも怖い。

  • やっと読み終わった。やはり私は感受性が乏しい大人になってしまったのか?全然面白さがわからなかった。これのあと、トム・ソーヤーの冒険読んでみたらすごく面白かった。大人向けのエンタメになってないとダメらしい。

  • すげえなこれ。いやまったく騙された。第一部 幼年期 がいまいちピンとこなかったので中断しそうになったが、あるキャラの登場から俄然おもしろくなり… 表紙はのほほんとしてるが、読後は印象が一変する。子供向けじゃない大人向けの本です。いやほんとにw

  • これは… 最初ワクワクして読み始めたけど、正直一読しただけでは消化し切れなかった…。けど、すごい世界観、そして緻密な描写。子どもの世界がこれか、と言われれば否と思うけど、待てよ、実は自覚はなくてもハタから見ればそういうものだったのかもと、グルグル考えさせられる。簡単には底が知れない深さを持った作品であることは確か。

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著者プロフィール

1943年、ニューヨーク生まれ。アメリカの作家。1972年『エドウィン・マルハウス』でデビュー。『マーティン・ドレスラーの夢』で1996年ピュリツァー賞を受賞。『私たち異者は』で2012年、優れた短篇集に与えられるThe Story Prizeを受賞。邦訳に『イン・ザ・ペニー・アーケード』『バーナム博物館』『三つの小さな王国』『ナイフ投げ師』(1998年、表題作でO・ヘンリー賞を受賞)(以上、白水Uブックス)、『ある夢想者の肖像』『魔法の夜』『木に登る王』『十三の物語』『私たち異者は』『ホーム・ラン』(以上、白水社)、『エドウィン・マルハウス』(河出文庫)がある。ほかにFrom the Realm of Morpheusがある。

「2021年 『夜の声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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