世界の歴史〈19〉インドと中近東 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309471785

感想・レビュー・書評

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  • インドはヒンディー教の独立国家であるが、歴史的に中近東、イスラム文化と密接に関係していたことがよく分かる。また、インドが現在も緩衝地帯的にイスラムの影響を受けずに存在していることが、イギリスの植民地政策が影響していることも理解できた。
    通史と思い読んだが、多くの事実、固有名詞が並び、この本だけでは自分としては消化・整理が追いつかない。
    もう少しテーマに沿ってこれらの歴史を追った方が良いのだろう。

    以下抜粋
    ・この一夫多妻の慣習は、マホメットの布教活動のために多くの男性が死んだので、その寡婦と孤児を救済する目的から起こったものである。ただし、女奴隷は妻の数にははいらない。とにかくこのことなから、イスラム教では四人までの妻をもってよい、ということが有名になったのである。また、それらの妻たちは公平に扱われねばならないことも、重要であろう。

    ・イスラム教の考え方では、人間は神の前に平等である。したがってイスラム社会は、インドのようなカーストや、西洋の貴族階級のようなものを生み出すことはなかった。

    ・イスラム教の基本的理念は、いっさいの創造神アッラーの唯一絶対性と、この前における自由なる信者の門地、教育、貧富、人種、国籍を超えた無差別平等性との二点に要約しうる。・・・カースト制をはじめとして経済的、社会的な階級差別がはなはだしく、複雑な教義体系に基づいて寺院での祈りさえ別々に行われていたヒンディ社会と照合すれば、画期的な意味をもつものであった。

    ・いま日本に住んでいるイラン人のほとんどは、本国で迫害を逃れてきたバハーイー教徒である。

  • 4309471781 392p 1995・9・25 3刷

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