いのちの女たちへ: とり乱しウーマン・リブ論 (河出文庫 た 6-1 ウイメンズコレクション)

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309472317

感想・レビュー・書評

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  • 残念ながら文庫は、品切・重版未定。

    自分をどう生きる、続く問い 田中美津「いのちの女たちへ」 |好書好日
    https://book.asahi.com/article/11576502

    いのちの女たちへ :田中 美津 | 河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309472317/

  • 猛烈に読みにくい、まさに「とり乱し」文体(ちなみに、私の手許にあるのは昔の文庫(多分、絶版)だけれど、単行本は今もあるよう)。内容は「今ここにいる(そして、うんうん唸って痛みに喘いでいる、ぐらぐらと揺れている)<私>」に向かってまっしぐら!というもの。ふはーっと吐息を漏らしつつ、頷きもし、元気にもなる一冊。ひどくめげている時はエネルギーに負けるけれど、エネルギーをちょっとチャージしたい時に、何度となく手に取ってしまう。久しぶりに完読・再読。「わかってもらおうと思うは乞食の心」なんていうエッセイだけでも、ニヤリとしつつ、焦りつつ、頷いてしまう。厚化粧も媚びなら、素顔も媚び――って、すごーく判る気がしてしまう。「女」としての<私>に泥まみれに拘泥しながら、他者と向き合おうとする姿勢と威勢のよさは、やっぱりリブの(なにより筆者の)魅力なのだなーと感動させられる。

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著者プロフィール

1943年生まれ。原因不明の仮死状態で生まれ、いわば生来虚弱。それでもなんとか鍼灸師になる。以来34年間、治療院「れらはるせ」にて一心に治療に励む。「冷え」と「自分を大事に思えない気持ち」こそ、人が病に陥る2大原因と知ってからは治療の傍ら、新宿・朝日カルチャー等でイメージトレーニングを教える。弱いからだを抱え、でも自分の可能性を信じて生きようとしている人たちを、少しでも支えられたら……という思いで、この本を書いた。主な著書 「ぼーっとしようよ養生法」「いのちのイメージトレーニング」「かけがえのない、大したことのない私」「いのちの女たちへ一一とり乱しウーマンリブ論」など。

「2017年 『自分で治す冷え症』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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