水木しげるの娘に語るお父さんの戦記 (河出文庫)

著者 : 水木しげる
  • 河出書房新社 (1995年6月1日発売)
3.87
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  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309472812

水木しげるの娘に語るお父さんの戦記 (河出文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 戦記と言うだけあって戦争の怖さ 
    悲惨さが絵とともにわかる
    なのにほのぼのしている

    食べ物が美味しそうだったり 
    海や空がきれいだったり

    生きるか死ぬかの瀬戸際なのに
    食べ物や景色に感動しながら逃げている

    水木先生の優しさ穏やかさが
    生き抜く秘訣なのかもしれない

    子供向けなので読みやすかった

  • 文中によく出てくる、「なにが人生だ!!」という部分がすごく好き。戦場の島で知り合った先住民の原始生活を「小さな天国」と表現した部分も好き。

  • 水木しげるという人の魅力が余すところなく表現されている。これはいい。
    たぶんちゃんとしたライターが書いたんだと思うけど、淡々とした描写の中になにやら凄みがあって引き込まれるんだよね。良書である。

  • 20160320

    昨年、亡くなられた水木しげるさんの、戦争体験が娘に語る形で綴られた1冊。

    淡々とした文章のため、読書としても淡々と読み進めてしまうが、戦時中にはとんでもない地獄のやうな生活を何年も過ごしていたようだ。

    何度も死に目に会い、片腕を飛ばされながら、その痛みやマラリアによる熱に耐えながらも生き抜いた生命力に感銘を受けた。

    また、そんな地獄のような生活の中川で出会った土人との交流は戦後30年という時を経ても尚継続され、文明の発達が、必ずしも幸せをもたらすとは限らない。天国のような生活とは何なのかを考えさせられた。

  • 1995年6月2日、初、黄ばみ、帯無
    2016年1月14日、伊勢BF

  • 「植物や石は平穏に暮らしているのに、なんで人間だけがのたうち回らねばならんのだろう。木や石みたいに人間も、よその国をとったりなんかせずにじっとしていればいいのだ。」
    一兵卒として戦わなかった著者の思いはこの言葉に集約されるのだろう。

  • (リリース:多摩やさん)

  • 人間ってなんだろうって考えさせられた。
    土人みたいな生き方もありだと思う。

  • 今、朝の連続ドラマで話題の水木しげる。ドラマの中で、水木しげる当人が戦地であった南方の島をとても懐かしそうに話すのが印象的だったので手に取ってみた本。自身の戦争経験を「娘たちに伝える」ことを主眼として書き残した戦争記。片腕を失う怪我をし、何度も高熱を発し死線を彷徨ったその場所を何故そんな風に思うことが出来るのか。悲惨な戦争体験と、そこで彼が見た「天国の暮らし」。双方が淡々と一種独特の文章でつづられている。生きるか死ぬかの極限状態にあって、彼のように「天国だ」と捉えられる人も少なかろうとは思うのだが。そういう発想力そのものが、かの状況下を「生き延びさせる」原動力になったのかもしれない。

  • 数ある戦記ものの内でも、水木先生のものは最も読みやすく親しみやすいのではないかと思います。水木先生の世の中の捉え方そのものが興味深いです。

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