日本の歴史ハテ、そういえば…?: いまさら聞けない長年の大疑問 例えば、時の将軍が死んだのち、何人もいた側室はどう (KAWADE夢文庫 786)
- 河出書房新社 (2008年4月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309496863
感想・レビュー・書評
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源氏が「白旗」、平氏が「赤旗」なのは?
わが国が「日本」を国号にしたのは、いつ?
ジョン万次郎の英語力はどの程度だった?
・・・日本史の教科書には載ってない、珍問・奇問にマジメに答える本。学校の先生も、歴史ツウもハタと考え込んでしまう、意表を突く疑問が大集合。
(「BOOK」データベースより)
コンビニで見つけた本。
他の本の合間に軽く読めそうだなぁと思って購入。
こういう本って、なかなかオンラインショッピングでは買わない。目にする機会もないし。
時間のあるときに書店をまわっているときとか、コンビニなどで出逢うことが多いかな。
結構、面白かったりするので、嬉しい。
今回のこの本も、よかった。
日本の歴史上のいろんな「?」に気づくことができたなぁという感じかな。本当に「そういえば・・・?」という疑問。改めて気にしたことがなかったことに目を向けることが出来た。その疑問の全てに本書がはっきりとした回答を示しているわけではないし、まだ解明されていない部分も多いのだけれど、その疑問を頭に入れることが出来たのが嬉しい。
例えば・・・。
「『源氏と平家』とはいっても、『平氏と源家』といわないのは?」や、「源頼朝と織田信長。姓に『の』が入る人と入らない人の違いは?」「秀吉が『関白』にはなれても、『将軍』になれなかったのは?」など。
その中でも「おぉ!そういえば・・・」と思ったのは「日本史上の戦争で、呼び方が『役』『戦い』『乱』『変』と異なるのは?」という疑問。改めて考えたことなかったなぁ。書いてあるとおりに疑問を抱かずに覚えただけ。そのままインプットされちゃった。
「乙巳の変」や「桜田門外の変」。
「壬申の乱」や「応仁の乱」。
「壇ノ浦の戦い」や「鳥羽伏見の戦い」。
「弘安の役」や「慶長の役」。
こうして並べてみると、何となくそれぞれの違いが見えてくるような気もする。ま、はっきりとではないけれど。
そして、初めて知った驚き!
「えっ!江戸時代に『○○藩』という言い方はなかったって?!」。
ホント?!と思った。だって、司馬遼太郎氏の幕末を扱った作品にも普通に「○○藩」って書かれているし。でも、読んでみると「あぁ、そうなのかも・・・。」と感心。もちょっと詳しく知りたい気もするなぁ。
いろんなことに疑問を持つって大切なことだし、楽しいことだなって改めて感じた。疑問を持って、調べてみて、そして新しい知識を得て、そこからまた更に新たな疑問が生まれてくる。
自発的に抱いた疑問から得る知識って忘れにくいよね。
書かれていることをそのまんま覚えるのは難しいけれど、知りたい!と思うことを調べて得た知識は忘れにくい。
疑問を持つこと、持たせるようにし向けていくことは大切だなぁと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事の合間に時間が有り余ったのでコンビニで。最近この辺りに興味があったこともあり、読み進めるとなかなかわかりやすい。あっという間に読み終えました。
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時代劇や小説を読んでいても分かりにくい「あれ?そういえば?」という疑問に答えているので読み応えはあります。<br>
初級〜中級向けといったところです。<br>
歴史上級者には物足りないかもしれません。