あなたが口にしている使ってはいけない日本語 (KAWADE夢文庫)

制作 : 宇野 義方 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 8
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309499536

感想・レビュー・書評

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  • 日常生活のなかで多くの人が普通に使う表現や敬語について、例を挙げてわかりやすく説明されています。以下の10章で構成。

    1.つい口にしがちだが、微妙に礼を欠く日本語
    2.敬意をはらったつもりが、かえって失礼になる日本語
    3.時と場合によっては、顰蹙を買ってしまう日本語
    4.勘違いして使って、笑われてしまう日本語
    5.何げないひと言で、人間関係にヒビが入る日本語
    6.うっかり誤用の言いまわしで、大恥をかく日本語
    7.いますぐ直さないと社会人失格になる日本語
    8.相手のプライドを傷つけるかなり危険な日本語
    9.冠婚葬祭で使うと誠意を疑われる日本語
    10.手紙・ハガキに使うと常識を疑われる日本語

    「ご覧いただけましたでしょうか」「ご持参ください」「お休みをいただいております」などなど、ついつい使ってしまいそうな表現いろいろ。例を読んですぐに誤りに気づき、頭の中で正しく言い直せたならば一安心。読んで損はないと思います。

    ただ、大きなお世話だと言いたくなる章もあります。特に5と7については、一概にそうは言えないだろうという部分も多く、やたら説教臭さを感じます。5では使うべきではない言いまわしとして、「その件はなかったことに」「聞き流してもらってもいいのだが」等が挙げられているのですが、このように言って相手が本書に書かれているように受け取るのなら、それは言葉以前の問題でしょう。7の「超」「ソッコー」「すごい」等も、使ってはいけないかどうかは場面によりけりだし、そもそもこれらを連発する人は本書を読まないにちがいない。仮に読んだとして、「そうか、これは使ってはいけないのか」と素直に思う人ならば、素直というよりもアホじゃないかと思います。(^^;

    気になったのは「全然+肯定形」は誤りだという話。全然+肯定形を使う人が増えたけれども使わないほうがいいと書かれていますが、森鴎外などの文豪の小説に昔から全然+肯定形は使われていたという話を20年以上前に雑誌で読んだことがあります。その雑誌には原文の引用も掲載されていました。なのに某新聞が原因で全然+肯定形は誤りだという認識が広まってしまったとのこと。その雑誌記事を読んでからは私も全然+肯定形をためらうことなく使っています。てな話もあるのに、誤りだと断言されたがゆえに、本書の評価が急降下しました。

    いずれにしても言葉は使い手次第。本を読んで正しい日本語を知っておくことは大事かと思いますが、何でも鵜呑みにしてはいけない。付け焼き刃もバレる。日頃から言葉を大切にして、その場その場に応じた言葉を使いたいものです。

    同様の日本語の言いまわしに関する本ならば、野口恵子さんの『バカ丁寧化する日本語』のほうを断然おすすめします。

  • 既に知っている情報が多かったけれど、折に触れて読み返して身につけていきたい内容です。
    綺麗な日本語を習得したいものです。

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著者プロフィール

日本語に関して、語源、字源、漢字、流行語などさまざまな興味深いテーマを、日夜研究・発表しているグループ。著書に『国語力がメキメキ身につく本』、『読めないと恥ずかしい漢字1000』などがある。

「2019年 『語源500 面白すぎる謎解き日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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