どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 169
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616445

作品紹介・あらすじ

上っ面のトモダチなんて、もううんざり!そんな君にも「一生モノのキズナ」が見つかる裏ワザがここに。プロ級テクニックでズルいくらいかんぺきな友情を築け。そうすれば、すべての人間関係がうまくいく。

感想・レビュー・書評

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  • どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)。橋下徹先生の著書。友だちがいない、友だちができないことに悩む人は大人も子供も少なくないとは思うけれど、友だちなんかいなくても生きていけるし、友だちなんか無理に作ろうとして苦しむことはない。名実ともに自立した大人になるためには誰にも媚び諂うことのない自分らしさや強さを身につけなくてはいけないという橋下徹先生からの力強いメッセージを感じました。

  • どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)橋下徹
    2007/7/23 発売

    人生のステージごとに人間関係は移り変わる
    2014年6月23日記述

    橋下徹さんによる著作。
    2007年に出た本で大阪府知事選挙に出る前頃だろう。

    TV番組出演の多かった時代の雰囲気を少し感じた。
    (率直な物言いなど。。政治家になるとどうしても発言の制約を受ける)

    まず、そもそも巷で言われている親友の定義について
    橋下さんは理想が高すぎると指摘。
    もちろんそういう親友がいていいけど、万人向けではない。
    一緒にいて隣にいて不快でない、いわゆる普通の友だちが少しでもいればそれで良いではないかと。

    人間関係とはそもそも面倒臭いものだと認め、その上で学校で人間関係の基礎を身につけるべきなのだという指摘は納得。

    どれだけITが発達して教材が動画などで提供されるようになっても直接人間が出会い悩むといった機能は代替出来ない。

    長距離友情は続かない。
    人間関係は変わっていく。
    この辺りも同意できる点。
    クラブや学校で長い時間を過ごした仲の良かった友人でも今でも会うような機会のある人は数人であると橋下さんも言っている。
    これは自分もそうだし多くの人もそうだろう。

    やはり人間関係の維持に無理くりにでも会う機会があるないというのが大きいのだと思う。
    自然と疎遠になっていってしまう人が大半なのだ。
    (だから普段会えない友人には同窓会などの友情の手入れが必要なのだろう)

    いじめで悩む人向けのメッセージでは場合によってはいじめに加担しても仕方ないと大胆に言っているのには驚く。
    ただしそれは著者がキレイ事だけでは生きていけないと最初に述べた通りに本書の内容を書いているにすぎないのだろう。

    いじめそのものに大した理由の無いまま無視が行われるという指摘についても今自分が小中学生時代を振り返っても納得のいくものが多かった。
    ただ一点部活動での理不尽なしごきというのは体験しなかった。
    自分が小中の時の90年代では既に部員不足(無意味な下学年いじめをしてる場合でない)
    という問題もあったのだと思う。

  • 強い信念と明快な語り口。みんなこんな風になれたらいいけど。

  • 子供時代の人間関係は作られたモノ

  • マスコミで感じる著者の印象の違いに良い意味でちょっとビックリ。10代の前半って本当に友達がすべてと思いがちで、頭のなかはそればっかりになっちゃう。
    そんな考えをちょっと和らげてくれるっていうだけでも凄く勇気づけられるんじゃないかな。

    こんな本が中学校の図書館とかに置いてあると素敵だなあと思う。

  • おーなんじゃこりゃ

  • 断定的な物言いが多く、素直に心に入ってこなかった。

  • 何故人をうざいと感じてしまうか?
    自分の側に原因があるか?
    自問自答するプロセスは大事!
    理由が無い事に気がつき、気持ちが楽になる。

    原因そのものでなく、原因をさぐろうとに意味がある。自分は随分くだらない事であの子から離れようとしているんだ。とわかれば十分!

    同時に二つ得よう得ようと失敗する。
    非常な判断が必要、どちらかを確実に達成できるほうが得策だしわ悩み続ける負担はぐっと減るはず。どちらか決めないと落としどころが決まらない。

    君が誰かをいじめる輪にやむなく加わるとしたは、そのいじめが自己保身の為だと意識する!
    世渡りの一つ。つまり自分の弱い部分を自覚する事は!非常に重要

    もがいてはいけない。誰もが無視を経験する

    自分が得るものと、犠牲にできるものとを天秤にかけてこれを得るために、ここまでなら犠牲にできる!と考えてギリギリを見つけていく。

    グループには、見えない掟がある。
    それを知ろう。

    自分と合わない人と、どれどけ合わせられるか!


    お気に自然体で生きているように見える人に限り、裏側でシビアに人間関係を重視し気を配っている、観察して、踏まえて行動してる。

  • 自分には友達がいないなんて悩んでしまうのは、単に友達の理想像が高いだけ。
    いつまでも、この状況が永遠に続くわけではない。
    人間関係がしんどいのは当たり前。大人になったらもっと大変。
    誰が力を持っているのか、を理解してそこにくっつく。それは大人社会でも同じこと。
    どうせいずれ別れの時が来る。

  • いじめや仲間はずれなど、過酷で行き辛い学校生活を送る全ての子どもに贈る、サバイバルのためのメッセージ。その極意はいわゆる文科省推薦の道徳の作法とは反し、「みんな仲よく」「思いやりの心を持とう」というスローガンではない部分に子ども特有の一過性の残酷があるのだから、抗わずに時が流れるのを待て、というもの。…確かにその通り。と、私自身も経験上うなづけてしまった。
    こうした書籍が存在することが、学校という場で閉塞感を感じている子どもたちにとって新たな視点を得ることになればいい。
    著者の渡世術として「コミュニティーの中のボス的な存在をマークし、その人物との関係を築くことが重要」と説くのも面白い。(そしてまた、石原慎太郎とがっちり手を握る映像を見ながら、その行動哲学は健在なのだなと思った)

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著者プロフィール

大阪府立北野高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。1998年、橋下綜合法律事務所を開設。2008年に38歳で大阪府知事、2011年に42歳で大阪市長に就任。大阪府庁1万人、大阪市役所3万8000人の組織を動かし、絶対に実現不可能と言われた大阪都構想住民投票の実施や行政組織・財政改革などを成し遂げる。2015年、大阪市長を任期満了で退任。現在はテレビ出演、講演、執筆活動を中心に多方面で活動。
『実行力』『交渉力』『決断力』(以上、PHP新書)など著書多数。

「2023年 『折れない心 人間関係に悩まない生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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