- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309616599
感想・レビュー・書評
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著者は村上春樹さんファンなのかな?(私も好きなのでいいんですが)
・宗教とオカルトの境目は?
・無宗教って?(日本人の無宗教は宗教を信じてないというより神道と仏教の両方を信仰しているから無宗教と言っている。アメリカ人がキリスト教信者と言っていてもたいした信仰心がなくてもそう言える。信仰心が強いキリスト教信者をクリスチャンという。
一つの宗教を信じていると「自分の宗教は○○教です」といえるんだろうね。納得しました。これで外国人相手に、堂々と無宗教を紹介できます。
一番ためになったのはエホバの証人が家にやってきたときの追い払い方。これはノートにメモしました。ありがとうございます。これで、上手く断れず(追い返せず)に長話してしまうのをふせげます。
参考書籍
1Q84
約束された場所で
20世紀少年(映画版かな?)
Nの肖像 ― 統一教会で過ごした日々の記憶
わりと最近書かれた本という印象詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
詳しい解説付きの易しい文章で、宗教のことが良く分かる本です。
決して宗教を貶す本でも、誉める本でもありません。宗教とは一体何なのだろうという問いに答えてくれる本です。
日本人の宗教観など、なるほどと思うことがたくさんありました。
信仰のきっかけではなく、宗教というものに興味を持つきっかけとして良い本だと思います。 -
2022/08/27 読了
#rv読書記録
#読書記録
今世間でも流行り(?)の宗教について、ある教会の元信者である筆者が分かりやすく語った著作。
日本人にとっても案外宗教というものは身近で、とはいえその自覚やいわゆる"カルト"宗教と呼ばれるものへの恐れが真っ先にあるからか、どうしても宗教そのものへの嫌悪感や恐怖をまずは持ってしまうのかな…などと。
キリスト教系の学校を歩んできた自分には宗教自体は遠く感じないものではあるけど、改めて宗教そのものへの理解が深められたかなと思う。
メモ
・幼い頃に幼児洗礼を受けている人は、カトリック教会で結婚式を挙げることが多い
・神道の信者の自覚がなくとも、お宮参りで神社に出かけるし、七五三も行う
・創価学会は日蓮宗が源流、戦後の昭和30年頃に飛躍的に広まる
・両親の間で信仰をめぐり、仲違いや離婚してしまうことも…
・「ミッション・スクール」とはキリスト教系の学校のこと。プロテスタント系が数としてはかなり多い。ミッション・スクールの教育倫理観はかなり厳しい。
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人は宗教に、苦しみ(貧乏とか、病苦とか、争いごととか)からの救いを求めるだけではなく、仲間を探して、自分の居場所を求めてハマることもある、というのはまあそのとおりだと思うが、後者は別に宗教じゃなくても、テニスサークルとか釣りクラブでも良さそうだ。前者については、リア充の人は宗教にはハマらない、ということになりそうだけど、例外はいくらでもありそうな気がする。これ以外にハマっている人は、家族の影響を受けた人、ということなんだろうか?
宗教はどこかしら、世間の常識や科学の文脈では語れない浮世離れした部分を持っていて(そうでない宗教があるなら教えてほしい)、ぼくはそれを「信じる(=評価せずに受け入れる)」に至る人の心の動きが今ひとつよくわからないのだが、本書も結局それを教えてくれはしない。14歳の読者を想定して書かれた本だということは読み終わって気づいたのだが、そのせいかツッコミが足りない。 -
宗教とは何かの基本的な本。
1Q84の話ばかり出てくるのはいかがなものか? -
宗教という存在を客観的に冷静にわかりやすく述べている.
宗教というものの成り立ちや存在意義、人がどのように宗教とか変わっていき、離れていくのか、またその影響など短い中にぎゅっと濃縮してまとめてくれている.
日本人が無宗教と言っていても、神道や仏教との関わりは非常に密接なことも紹介してある.
宗教にハマり過ぎることの問題点をリアルにクールにまとめてくれているのも大変勉強になった. -
宗教本1冊目だったけれど、宗教とはどのようなものなのか概観できて良かった。
あくまで信じるか信じないかは個人の自由であるし、強制される理由もない、という事を忘れないでおく。 -
14歳の世渡り術シリーズ。日本人は無宗教だと思っている人が多いけど、キリスト教の「洗礼」と同じ意味を持つお宮参りなども信仰だということ。生まれたら神社(神道)で、死んだら仏様(仏教)という2つの宗教にあやかっているという事実を自覚することができた。