14歳からの原発問題 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
3.75
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本棚登録 : 125
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309616704

作品紹介・あらすじ

「3・11」まで無関心だった著者が、イチから学んだ「原発問題」。未来を台無しにしないための、日本で一番わかりやすい原発本。

感想・レビュー・書評

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  • わたしでも理解出来る内容でした。笑

    無関心な周囲の人へ勧めたい一冊です。

  • <閲覧スタッフより>
    「原発無知な私の素朴で初歩的な疑問」。3.11の事故に直面して初めてまともに原発というものについて考え始めたという著者が、その疑問、問題、実感を素朴に、大胆に纏めています。

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    所在記号:543.5||アマ
    資料番号:10212423
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  • 3.11から毎日、毎日 故郷福島のことを考えている。同級生は、みんなバラバラ。私も西へ逃げた。家族にも友達にもなかなか会えない。みんなで一緒に笑いあえる普通の幸せは、もうないのかもしれない。悲しい。

    原発も、基地も無くならない。無くせないのではないかと思った。絶望。。アメリカは色々な国にどこまで口出しすれば気が済むんだろうね。馬鹿みたい。ヘコヘコしている日本も腐ってる。

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    メモ

    p68 風評被害と健康被害が意図的に混合されている

    p72 プロ野球、日本テレビ、読売新聞を拡大させたのが正力松太郎

    p80 大学に原爆を作る気がそんなになかった。つくる気がないのに研究をしていた理由は、原爆研究をしているということでポストを作れて学生を学徒動員に出さなくていいという事情があった。

    p121 :NPTは、アメリカ合衆国、ロシア、イギリス、フランス、中華人民共和国の5か国以外の核兵器の保有を禁止する条約である。略称は核拡散防止条約。※日本も入りたかったが、アメリカが絶対に認めなかった。独自武装して米軍に基地を提供しない、出て行け、となったら極東の拠点を失いかねないから。

    p135 福島の事故後も原発を推進しようとしている国は、米仏中ロ。国や世論が脱原発に傾いているのは日独伊。これは、戦争に勝って核武装できた国と、戦争に負けて独自の核武装ができなかった国。

    p137 原発が怖いという素朴な思いとは別に、ビジネスとして破たんしているという見方からの脱原発アプローチもある

    p229 喫煙している人が線量の高い場所へ行くと5倍の癌リスク。放射能が加わると突然変異率が高まる。

    p232 アメリカでは1回も動かしていない原発がある。稼働するので避難訓練をしますって時に、初めて市民はペットを連れて逃げられないということがわかったから。

  • 先日小泉元首相が「脱原発」と言っていたが、方向性が間違っていると思ったときにきちんと決断できる国であってほしいと思った。ただ、本文に『中立は賛成と同じ』という言葉(反対を表明せずに傍観することは賛成と同じ)は痛かった。世界から見たら日本はやはり「原発大丈夫なのか」と疑問の残る国であり、2020年の東京オリンピックに向けて、という意味でも本気で原発問題に取り組んでいく覚悟が必要だと思う。
    「14歳からの」とタイトルにある通り、非常に分かりやすく書かれた本だと思うので、よーわからんという私にとっては一読の価値が十二分にありました。

  • 14歳の~系の本は専門用語で武装できない分、問題がダイレクトで見え易い。
    さすがに目新しい情報&知識は少なかったけど、出版時期を考えると親切で行き届いた内容だったんじゃないかと思う。

    原発問題については、今後自分の立ち位置を表明する事になるので、きちっとサラっておきたい気持ちが強かった。読んで良かった。

    ちょいと、続けて何冊か読んでみようと思った。

  • 三葛館一般 543.5||AM

    知っているようで知らなかった素朴な疑問にわかりやすく答えてくれる、原発の入門書としておススメしたい本。
    原発について知れば知るほど、背筋が凍るような現実に驚きを隠せません。
    世界で3番目に多く原発を抱えている日本。その日本に住む私たちにとって無関心ではいられない問題です。

    和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=66010

  • 雨宮処凛さんの平易な語り口。原発反対の立場から書かれた本。内容には大体賛成。多少偏っているかとは思う。ソースが朝日新聞や毎日新聞で、原発推進派の読売新聞なんかは入ってない。反原発本だから当然か。
    原発の是非は正直決めかねる。ただ、動かすなら最低限の対策も考えなくてはいけないと思う。想定外でしたでは、済まされない。都合の悪いことは隠蔽するなんていう不誠実は、小さくない犠牲を強いる原発問題において許されることじゃない。

    また、日頃から引っ掛かっていた「食べて応援」のことも書かれていた。
    お上は、人々の目を欺いて矛先を変えさせようとしてるんだ。歴史上でもよくあること。
    「応援」とか「絆」とか口当たりのいい言葉に思考停止していいのだろうか?

  • 震災と原発問題って、ごっちゃになってやってきたけど、
    もともとは全然違うことのはずだよなー。
    天災と人災を一緒にしちゃいかんよなー。
    ・・・と漠然と思うものの、
    悲しいかな、いろいろ基本的な知識が足りない自分。

    で、勉強のためぽつぽつ読んでみたところ、
    個人的に一番「おー!そうだったのかっ!」と思ったのは
    「14歳からの原発問題」雨宮 処凛著 河出書房新社( (14歳の世渡り術))

    すみません、わたしは14歳どころか、その3倍以上4倍未満のおばさんです。

    高校の時に理数系はさっぱり落ちこぼれたバリバリ文系人間なので
    数字や専門的な単位が出てくると、それだけでアタマがいっぱいいっぱい、
    うわーってなって、思考停止状態になっちゃう。。。という
    森博嗣さんとかに言わせればきっと「困った文系人間」なんですが、

    でも、わからないなりに、少しでもわかりたいし、
    子どもたちの未来を、より良い方向に向けたい、
    そのために微力だけど何かできるならしたい、と思っています。
    (たぶん、世の大人たちはたいていそう思っていると思うよ)

    そんな、「オロオロするばかりで基本的な知識が足りない」わたしの
    素朴な疑問にいちいち答えてくれたのが、この本。

    『14歳「からの」』だからね。
    20歳だろうと、40歳だろうと、60歳だろうと、
    「わかりたい」と思った時が「その時」だよっ!ねっ!

    というわけで、この本おすすめです!

  • 2011年9月発行の本。このころはわからなかったことがどんどんわかっていった時期だったように思います。
    著者はまったくわかっていなかった、ということで、読者対象である14歳の代弁のように、平易な質問をしていきます。とはいえ、子どもにかこつけて何かを言う(ような本を読んだばっかりだったので)わけではなく自分の意見であるし、怖いし、嘘があるし、立ち向かいたい、という意思がはっきりしています。ただ原発以外にも世の中には多くの嘘や、知らなかったけれど危険だったことがたくさんある。14歳ぐらいの人には、そういうことも伝えないといけないけど、あんまり伝えたくないなあ、という気もします。

  • 読んでいて、吐き気がします。
    怖さなのか、怒りなのかわからない気分の悪さ。

    こんなにわかりやすく、怖さを説いている本があるのか

    本当なのだろうか



    普通に読み切ると、
    日本の現状が異常だとしか思えず、寒気がします。

    「これ、本当のことなの?」
    「なんで原発について周りの友達は何も言わないの?」


    放射能の恐ろしさ

    自分は知らなくても、本当に恐ろしいものなら、国がなんとかしてくれるだろう。

    テレビがいつか教えてくれるだろう。
    誰かがなんとかしてくれるだろう。

    それは、信用?信頼?
    自分の責任?




    って、思ってる

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著者プロフィール

作家・活動家。1975年北海道生まれ。愛国パンクバンドなどを経て、自伝的エッセイ『生き地獄天国』で作家デビュー。2007年『生きさせろ! 難民化する若者たち』でJCJ賞受賞。格差・貧困問題に取り組み、生きづらさや自己責任論に対抗する発言・執筆活動を続ける。反貧困ネットワーク世話人、週刊金曜日編集委員。共著に『1995年 未了の問題圏』(大月書店、2008年)。

「2019年 『この国の不寛容の果てに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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